ソフトバンクエアー(SoftBank Air)はAirターミナルという機器をコンセントに差すだけでインターネットに接続できますが、その機器の最適な設置場所はどこに置くと良いのでしょうか。
ワンルームであれば設置場所は1ヶ所に限られますが、2部屋以上ある自宅の場合はソフトバンクエアーの機器の設置場所に悩んでしまいますよね。電波が届きやすい場所やインターネットをよく利用する場所に設置した方が良さそうなのはお解りになると思います。

目次
設置場所を考える前にソフトバンクエアーのサービスを知ろう
ソフトバンクエアー(SoftBank Air)のAirターミナルという機器の設置場所を考える前に、そもそもソフトバンクエアーというインターネット接続サービスとはどのようなものなのかをご紹介します。おさらいのつもりで、まず確認してみてください。
電波を使ってネット接続する
ソフトバンクエアーというインターネット接続サービスは、光回線やADSLといった回線を利用せず、電波を使ってネット接続する特殊なサービスです。

携帯電話やスマートフォンも場所を問わず電波のエリア内であれば通話やインターネット、メールなどが出来ますよね。ソフトバンクエアーもそれと同様に電波を使ってインターネットに接続するサービスなのです。
電波を受信する為に利用される機器が「Airターミナル」と呼ばれるものです。
コンセントの近くに設置する
ソフトバンクエアーで利用するAirターミナルと呼ばれる機器は、電源を取るために設置場所としてコンセントの近くに置く事になります。

Airターミナルは電池などは使えないため、電源プラグをコンセントに差さなければなりません。その為、コンセントの近くが設置場所となる訳ですが、設置した場所にもしコンセントがない場合は延長ケーブルなどで電源を取るしかありません。

ソフトバンクエアーの最適な設置場所とは
上記では簡単にソフトバンクエアー(SoftBank Air)のサービス内容をご紹介しました。
ここからはソフトバンクエアーで使用するAirターミナルを自宅に設置する場所として最適な場所はどこかを考えていきたいと思います。
設置場所は窓際が良い?
では、実際に部屋の間取りを例に取って、具体的なソフトバンクエアーの設置場所を考えてみましょう。例えば、あなたの自宅が以下のような間取りだった場合は①~④で、どこが設置場所として最適だと思いますか?

私の自宅がもし上記のような間取りだったら、ソフトバンクエアーの設置場所を③か④にします。その理由は以下の2つです。
- よくインターネットをするリビングである
- 窓際で電波を受信しやすい
上記の理由を詳しく以下で解説したいと思います。
インターネットをするリビングに設置する
上記の間取りだった場合、①や②の部屋は寝室や子供部屋などで利用すると思います。しかし、③や④の設置場所は自宅で過ごす時間が長いリビングです。
ソフトバンクエアーは基本的にWi-Fi(ワイファイ)でインターネットに接続します。

インターネットに接続するWi-Fiは距離があると弱くなり接続しづらくなります。その為、よくインターネットを利用するリビングなどが設置場所としては最適と言えます。
「リビングではネットはしない」という人は寝室などよくインターネットをする部屋に設置しましょう。
窓際が電波を受信しやすい
次にソフトバンクエアーの設置場所として最適なのが「窓際」です。

上記でもご紹介したようにソフトバンクエアーは電波塔(基地局)から発信された「電波」を機器が受信する事でインターネットに接続できるサービスです。
その為、電波が受信しやすい窓際などが設置場所としては最適です。
電波は壁などの障害物があると電波が弱まり繋がりにくくなりますので、窓がない部屋や窓から離れた奥の場所に設置するとインターネットに接続しづらい場合があります。

ソフトバンクエアーの設置場所から離れた部屋の場合
上記ではソフトバンクエアー(SoftBak Air)で利用するAirターミナルという機器は電波の届きやすい窓際やインターネットを利用するリビングなどが最適の設置場所とご紹介しました。とはいえ、いつもリビングでインターネットをする訳ではありませんよね。時には寝室や書斎など設置場所とは違う部屋でもインターネット接続します。
そのようにソフトバンクエアーの設置場所とは違う離れた部屋でインターネットを利用する場合などは、Wi-Fiの周波数帯を変えて接続する事をおすすめします。
Wi-Fiの周波数帯は2.4GHzと5GHzの2つある
ソフトバンクエアーで利用するAirターミナルが飛ばすWi-Fiには以下の2つの周波数帯があります。
- 2.4GHz
- 5GHz
ソフトバンクエアーのWi-Fiは「2.4GHz」と「5GHz」の2つの周波数帯を利用出来ます。
※GHzの読み方は「ギガヘルツ」

ソフトバンクエアーの機器(Airターミナル)の裏面を見てみると(2.4GHz)(5GHz)の記載がありますね。この2つのWi-Fiの周波数帯のどちらか1つでパソコンやスマホなどでWi-Fi接続します。
この2つのWi-Fiの周波数帯には違う特徴があります。
それぞれの周波数帯の特徴をイメージにしたものが以下です。

2.4GHz | 5GHz | |
---|---|---|
距離 | 遠くまで 届くやすい | 遠くまで 届きにくい |
障害物 | 通しやすい | 通しにくい |
Wi-Fiの強さ | 弱い | 強い |
では、この2つの周波数帯はどのように使い分けたらよいのでしょうか?
設置場所以外の部屋の場合は「2.4GHz」
上記でご紹介したようにソフトバンクエアーのWi-Fiの周波数帯「2.4GHz」は、壁などの障害物を通しやすく、遠くまで届きやすい特徴があります。

設置場所とは違う部屋は当然、ドアや壁などの障害物がありWi-Fiが届きにくくなり、その結果インターネットに接続できない・接続しづらくなります。その為、障害物を通しやすい2.4GHzの周波数でWi-Fi接続すると最適です。
設置場所でネット接続する場合は「5GHz」
一方、もう1つの周波数帯である5GHzのWi-Fi特徴は、壁などの障害物を通しにくい為、遠くまで届きません。しかし、2.4GHzよりもWi-Fiが強いのが最大の特徴です。

ソフトバンクエアーの設置場所でインターネットをする場合、設置場所で利用するので壁やドアなどの障害物は当然ないはずです。であれば、遠くまで届きづらいですがWi-Fiが強い5GHzの周波数でWi-Fi接続すると最適なのはご理解いただけますよね。
まとめ
この記事ではソフトバンクエアー(SoftBank Air)で利用するAirターミナルの設置場所で最適は場所はどこなのかをご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
ソフトバンクエアーは電波塔(基地局)から発信された電波でインターネットに接続できるサービスです。その為、電波が届きやすい窓際などが最適の設置場所と言えるでしょう。また、ソフトバンクエアーの設置場所以外の部屋でWi-Fi接続する場合はWi-Fiの周波数帯の特徴から2.4GHzで、設置場所でWi-Fi接続する場合は5GHzを使い分ける事で最適なインターネット接続が可能になるでしょう。
「トクハヤネット」監修者の長井です。
この記事では、ソフトバンクエアーで使用する機器(Airターミナル)の設置場所や利用する場所によって周波数帯2.4GHzと5GHzを使い分けた方が良い理由などをご紹介したいと思います。