ソフトバンクエアー(SoftBank Air)を契約を考えている人の悩みの1つがAirターミナルを「レンタル」するか「分割して買取」するかだと思います。レンタルか買取かで月額料金も違うので、どちらがメリットなのかデメリットなのかも解りませんよね。

目次
ソフトバンクエアーの月額料金を再確認しよう
ソフトバンクエアー(SoftBank Air)で使用するAirターミナルを「レンタル」にするか「分割買取」にするかを詳しく解説していく前に、毎月の支払いである月額料金をおさらいとして再確認してみます。
分割契約とレンタル契約の月額料金の違い
ソフトバンクエアーでインターネットに接続する為に「Airターミナル」という機器を利用します。この「Airターミナル」は分割支払いして購入するか、レンタルするかによって月額料金に違いがあります。

分割払い (買取) | レンタル | |
---|---|---|
基本料金 | 月額5,368円 | 月額5,368円 |
Airターミナル料 | 月額1,650円 36回の分割払い | レンタル料 月額539円 |
月月割 | 36ヶ月間 月額1,650円 割引 | - |
毎月支払 | 5,368円 | 5,907円 |
上記の料金表でお解り頂けると思いますが、ソフトバンクエアーで使用する機器「Airターミナル」を分割払いの買取にするかレンタルするかで毎月の支払がまったく違いますよね。
Airターミナルを「分割払い」して購入する契約にすると、Airターミナルの分割が1,650円を36回で支払う契約となりますが、「月月割」という割引が適用されて実質無料となります。
一方、Airターミナルを「レンタル」する契約の場合、毎月539円のレンタル料の支払いが必要です。
2年トータルの支払い総額はいくらか
ソフトバンクエアーは2年間契約(自動更新)です。
そこでここでは、2年間(24ヶ月間)のトータル総支払額はソフトバンクエアーを「分割契約」した場合と「レンタル契約」した場合とではいくら違いがあるのかを検証してみます。
分割払い (買取) | レンタル | |
---|---|---|
1ヶ月目から 24ヶ月目まで | 月額5,368円 | 月額5,907円 |
24ヶ月間の 総支払額 | 128,832円 | 141,768円 |
ソフトバンクエアーを「分割契約」した場合、最低契約期間の2年間(24ヶ月間)の総支払額は128,832円、「レンタル契約」した場合は141,768円です。

ソフトバンクエアーの分割(買取)とレンタルの違い
上記ではソフトバンクエアー(SoftBank Air)の月額料金を再確認してみました。

大きな違いと言えば毎月支払う「月額料金」ですよね。
分割払い (買取) | レンタル | |
---|---|---|
SoftBank Air 月額料金 | 月額5,368円 | 月額5,907円 |
ソフトバンクエアーで利用する機器「Airターミナル」を分割払いで5,368円なのに対してレンタルは5,907円で毎月539円もの違いがあるんですから、どちらで契約するか悩みどころです。
では、月額料金以外に「分割」と「レンタル」の違いはあるのでしょうか???
分割は自分のもの、レンタルは借りている
月額料金以外でソフトバンクエアーの「分割契約」と「レンタル契約」の違いと言えば、利用する機器である「Airターミナル」の所有者の違いです。
「分割」の場合は購入
「分割契約」の場合は、Airターミナルという機器を買取して購入している形の契約です。その為、Airターミナルはあなたの物になります。
「レンタル」の場合は借りてる
「レンタル契約」の場合は、Airターミナルという機器をSoftBankから借りている契約です。その為、Airターミナルはあなたの物ではなくSoftBank所有のものになります。

レンタルは返却が必要
その他、ソフトバンクエアーの「分割」と「レンタル」の違いは、解約時に機器の返却が「必要」か「不要」かです。
分割払い (買取) | レンタル | |
---|---|---|
解約時の Airターミナル 返却の有無 | 返却不要 | 返却必要 |
ソフトバンクエアーの契約を「分割」にする人は、Airターミナルを購入しているので所有はあなたになります。その為、ソフトバンクエアーを解約した後は「分割」契約したAirターミナルの所有者はあなたですから返却の必要がありません。

一方、「レンタル」で契約する人が今後ソフトバンクエアーを解約した後は、Airターミナルの所有者はSoftBankですから返却が必ず必要です。

故障や修理の対応の違い
ソフトバンクエアーで使う機器「Airターミナル」が故障したり不良品だった場合、「分割契約」と「レンタル契約」ではSoftBankの対応に若干の違いがあります。
分割払い (買取) | レンタル | |
---|---|---|
不注意による 故障/破損 交換修理代 | 19,800円 | 17,600円 |
自然故障による 故障/破損 交換修理代 | 無償で 交換修理 | 無償で 交換修理 |
「誤って機器を落としてしまって壊れた」など故意や不注意による故障や破損の交換修理は、分割契約の場合は19,800円・レンタル契約の場合は17,600円の支払いが必要です。一方、「最初から壊れてた」など不良品や自然故障の交換修理は分割・レンタル問わず無償で交換と修理を行ってくれます。
但し、分割の場合はメーカー保証(1年間)のみの無償交換です。

➡ソフトバンクエアーが故障した場合の対処方法!故障の交換や料金などを徹底解説!
契約期間と解約金に違いはない
ソフトバンクエアーを「分割契約」しても「レンタル契約」しても解約金に違いはありません。また、「分割契約」「レンタル契約」のどちらと契約しても2年契約の自動更新で契約します。
分割払い (買取) | レンタル | |
---|---|---|
契約期間中の 解約に伴う解約金 | 10,450円 | 10,450円 |
契約期間 | 2年 | 2年 |
って言われても、ソフトバンクエアーの契約期間や解約金について解りづらいと思いますので、下記のイメージ図を使って説明します。

ソフトバンクエアーの課金開始(支払いが開始された月)を1ヶ月目としています。ソフトバンクエアーは2年契約なので24ヶ月目が「契約満了月」です。この24ヶ月目の「解約満了月」に契約を解約すれば解約金の支払いは不要です。ただし「契約満了月」以外の解約には10,450円の解約金の支払いが必要です。
また、ソフトバンクエアーは「自動更新」ですので、24ヶ月目が終了すると新たに契約が更新されて再度2年間(24ヶ月間)の契約が始まります。この自動更新という契約については、あなたが契約中の携帯電話やスマホの契約とまったく同じ事だと思います。
ソフトバンクエアーを分割・レンタルにするメリットとデメリット
上記ではソフトバンクエアーの月額料金などの「分割」と「レンタル」の違いを説明しましたので、少しご理解頂けたのではないでしょうか。

しかし、「違いは解ったけど、結局どっちがいいの?!」
という、あなたからの声が聞こえてきそうです。
そこでここからはソフトバンクエアーの「分割」と「レンタル」それぞれのメリットとデメリットをご紹介しますので、あなたに合っている契約はどれかを考えてみてください。
分割契約にするメリット・デメリット
まずはソフトバンクエアーを「分割(買取)」で契約した場合のメリットとデメリットをご紹介します。
分割のメリットは安い
上記でもご紹介した事と少し被りますが、ソフトバンクエアーを分割(買取)で契約する最大のメリットは月額料金の安さでしょう。レンタルよりも分割の方が月額料金が安いですからね。
分割払い (買取) | レンタル | |
---|---|---|
24ヶ月間の 総支払額 | 128,832円 | 141,768円 |
ソフトバンクエアーは2年契約なので2年間の総額を計算してみると、レンタル契約より分割契約の方が総額で12,936円安い計算になります。少しでも安く利用した人は分割で契約することをおすすめします。
分割のデメリットは途中解約
但し、分割契約は月額料金が安いというメリットだけではなくデメリットもあります。
忘れてはいけないのは「36回の分割契約」しているという点です。もう一度、ソフトバンクエアーの分割払いの料金表を確認してみましょう。
分割払い (買取) | |
---|---|
基本料金 | 月額5,368円 |
Airターミナル料 | 月額1,650円 36回の分割払い |
月月割 | 36ヶ月間 月額1,650円 割引 |
毎月支払 | 月額5,368円 |
ソフトバンクエアーの「分割契約」は「Airターミナル」の機器代金59,400円を36ヶ月(36回)1,650円分割払いする契約です。しかし、SoftBankが「月月割」という割引(36ヶ月月額1,650円割引)を適用してくれるので「Airターミナル」が実質無料です。
が、ここで注意点が1つあります!
「月月割」はソフトバンクエアーを契約していれば36ヶ月1,650円割引を適用してくれますが、途中解約すれば適用外になる点に注意が必要です。

ソフトバンクエアーの「分割」契約は月額料金が安いのがメリット。しかし、36ヶ月以内に解約すると分割残金を支払う義務が出てくる。よって、36ヶ月以上(3年以上)の長期間利用予定なら「分割」契約がおすすめです。
・SoftBank Airキャンペーンサイト
➡ソフトバンクエアー(SoftBank Air)分割の残債・残金確認や解約の支払いについて
レンタル契約にするメリット・デメリット
次に「レンタル」でソフトバンクエアーを契約した場合のメリットとデメリットをご紹介します。
レンタルのデメリットは高い
ソフトバンクエアーをレンタル契約した場合のデメリットからご紹介します。レンタル契約のデメリットは分割契約に比べると月額料金が高いところでしょう。
上記でご紹介した逆となりますが、「分割契約」よりも「レンタル契約」の方が月額料金が高いです。
分割払い (買取) | レンタル | |
---|---|---|
24ヶ月間の 総支払額 | 128,832円 | 141,768円 |
このページで何度もご紹介しているソフトバンクエアーの月額料金表ですが、分割契約と比較するとレンタル契約の方が月額料金が高いです。2年間の総額で計算すればレンタルの方が12,936円高い計算になりますのでデメリットと言えるでしょう。
レンタルのメリットは分割義務がないのがメリット
ソフトバンクエアーをレンタル契約するメリットは分割契約にはある「分割支払い義務がない」点でしょう。
どういう事かというと「12ヶ月目」や「24ヶ月目」にソフトバンクエアー解約したと仮定します。
すると、解約時の支払いは以下のようになります。
SoftBank Air 12ヶ月目に 解約した場合 | 分割払い (買取) | レンタル |
---|---|---|
解約金 | 10,450円 | 10,450円 |
Airターミナル 機器代金の残債 | 1,650円×24回= 39,600円の 残債支払い (36回-12ヶ月=残り24回) | レンタルなので 不要 |
解約時の 支払い総額 | 50,050円 | 10,450円 |
上記のように、ソフトバンクエアーを12ヶ月目で解約した場合で「分割契約」の場合の解約時の支払い総額は50,050円にもなります。しかし、「レンタル契約」した場合で12ヶ月目に解約すると解約金の10,450円のみとなります。
SoftBank Air 24ヶ月目に 解約した場合 | 分割払い (買取) | レンタル |
---|---|---|
解約金 | 不要 | 不要 |
Airターミナル 機器代金の残債 | 1,650円×12回= 19,800円の 残債支払い (36回-24ヶ月=残り12回) | レンタルなので 不要 |
解約時の 支払い総額 | 19,800円 | 0円 |
上記のように、ソフトバンクエアーを24ヶ月目で解約した場合は、契約満了月なので「分割契約」と「レンタル契約」共に解約金は不要です。しかし、「分割契約」の場合はAirターミナルの残債があと12回残っていますので、19,800円の支払いが解約時に必要になってしまいます。

ソフトバンクエアーの「分割」契約よりも「レンタル」契約の方が月額料金が高い点がデメリット。しかし、短期利用(24ヵ月程度)で考えている人であれば解約時に分割義務がないレンタルがおすすめです。
・SoftBank Airキャンペーンサイト
ソフトバンクエアーをレンタルから分割への契約変更は可能?
ソフトバンクエアーを「分割」か「レンタル」かのどちらがあなたに合っているかは、上記でもご紹介したように利用する期間が長い予定なら「分割」、短期での利用を考えているなら「レンタル」です。

しかし、どのくらいの期間ソフトバンクエアーを利用するか解らない人もいますよね。
「だったら途中で契約を変更すればいいじゃん!」と思ってしまいそうですが、残念なら契約中の契約変更は出来ません。
- レンタルで契約して途中で分割に変更
- 分割で契約して途中でレンタルに変更
のような契約中の契約変更は出来ないんです。

まとめ
この記事ではこれからソフトバンクエアーを契約する人が悩む「分割(買取)」の契約がいいのか「レンタル」契約がいいのかをそれぞれのメリットとデメリットで比較してみましたがいかがだったでしょうか。
分割は36回の分割で機器を購入する契約なので36ヶ月以内の途中解約では分割代金の支払い義務が生じます。ただ、分割は月額料金が安い。一方、レンタルは毎月レンタル料が539円必要なので分割に比べると月額料金が高い。ただ、解約しても分割支払い義務はない。結論は長期利用は「分割」、短期利用は「レンタル」という事になりますね。
「トクハヤネット」監修者の長井です。
この記事では、ソフトバンクエアーで使用する端末機器「Airターミナル」をレンタルした方がいいのか買取した方がいいのか、それぞれの違いを私が解りやすく解説しますのであなたに合っている方で契約してくださいね。長文ですが、ソフトバンクエアーの分割とレンタルの違いが理解できますので最後までお付き合いください。