ソフトバンクエアーは携帯電話やスマホ同様に電波を受信してインターネットに接続するサービスなので、理論上は電波のエリア内であれば契約住所以外でもインターネットに接続することは可能ですが契約上は利用規約違反です。
目次
ソフトバンクエアーは手続きすれば入院先や旅行先でも利用可能

ソフトバンクエアー(SoftBank Air)は光回線やADSLといった回線を利用するのではなく、専用端末(Airターミナル)が「電波」を受信することでインターネットに接続できるサービスです。
その為、ソフトバンクエアーを契約中の方で「急遽病院に入院したけど病室にネット環境がない」「旅行や出張などで長期滞在するホテルで利用したい」というニーズもあります。
入院先や旅行先で利用は原則禁止
ソフトバンクエアーは「電波」の提供エリア内であれば理論上利用することが可能です。
しかし、ソフトバンクエアーの「重要事項説明書」には以下の文言が記載されています。

「重要事項説明書」に記載があるように、ソフトバンクエアーを契約した際に登録した「契約住所」以外での利用は禁止されており”利用規約違反”となります。


但し、設置場所の住所を変更すれば利用可能です!
設置場所住所を変更すれば入院先や旅行先でも利用可能
ソフトバンクエアーは契約時に登録した設置場所の住所以外での利用は禁止されているため、入院先の病室や旅行先のホテル・旅館などに専用端末を持ち出して利用する行為は原則禁止されています。

以前、SoftBankではソフトバンクエアーを入院先や旅行先などで利用する場合は「住所変更の手続き」を案内していましたが、現在は以下のような案内に変更されています!
“移転や転居を伴わない一時的な利用場所(出張先、旅行先、入院先の病院など)への移転手続きはできません。“
引用:SoftBank
その為、以下の手続きは自己責任にて行うようお願い致します!
ソフトバンクエアーは無断で設置場所住所以外で利用すると規約違反となりますが、My SoftBankへログインして「ご利用場所住所」を変更すると入院先や旅行先でも違反なく利用可能となります。

My SoftBankへログインして「お客様情報」ページへ進むと、ソフトバンクエアーの利用場所住所などの契約内容を確認することができます。
My SoftBankの「お客様情報」ページにある【ご登録情報を確認・変更する】ボタンを押すとソフトバンクエアーの設置場所住所(利用場所住所)が変更できます。


※My SoftBankへログインする方法が解らない方、ログインに必要なS-IDとパスワードが解らない方、どうしてもログイン出来ない方は以下の関連記事が参考になります!
また、ソフトバンクエアーの設置場所の住所変更は回数に上限なく月に何回でも変更可能です。
入院先の病院で利用する際の注意点
契約中のソフトバンクエアーを入院する病院の病室で利用する場合、以下の注意点があります!

- 病院に利用して良いかを事前確認する
- 病室が決まってから設置場所の変更をする
- 退院後は必ず利用場所住所を変更する
病院に利用して良いかを事前確認する
最近ではWi-Fiが利用できる病室もありますので、ソフトバンクエアーを利用を考える前に病室でWi-Fi環境があるかを病院に事前確認しておきましょう!
また、病室でソフトバンクエアーを利用したい場合は病院に「病室で利用してもいいか」を事前に確認しておく必要があります。
その為、必ず病院でソフトバンクエアーを病室で利用可能かの事前確認を行いましょう!
病室が決まってから設置場所の変更をする
My SoftBankで住所変更する場合、利用する設置場所の(入院先で利用する場合は病院の)「郵便番号」や「住所」以外にも建物名や部屋番号を入力しなければなりません。
その為、設置場所(利用場所)の変更は入院する部屋番号が決まってから手続きしましょう。
また、設置場所変更は5分程度で完了しますので利用開始する病室から手続きをおすすめします。
退院後は必ず利用場所住所を変更する
入院していた病院から退院した後に忘れがちなのが設置場所変更の手続きです。
退院後、設置場所を入院先の住所のままでソフトバンクエアーを自宅で利用してしまうと設置場所住所と異なるため利用規約違反となってしまいます。
その為、退院後は忘れずに利用する自宅の住所へ変更手続きを行いましょう。
ソフトバンクエアーを住所変更なしに入院先などで利用すると速度制限

ソフトバンクエアー(SoftBank Air)を住所変更の手続きをしないまま入院先や旅行先で利用してしまった場合は利用規約違反(契約違反)となってしまいます。
そこでここからは、利用規約違反を犯してしまうとどんな処置が実施されるのか、入院先の病院や旅行先のホテルなどで利用するとなぜ利用したことがバレるのかを解説します。
利用規約違反で速度制限が実行される
ソフトバンクエアーは「設置場所住所の変更」を行い、尚且つ「電波のエリア内」であれば入院先や旅行先でもインターネット接続は可能です。
しかし、設置場所住所を変更しないままソフトバンクエアーを設置住所以外で利用すると速度制限(通信制限)が実行されて速度がまともに利用できない程の低速となります。
SoftBank公式サイトにも以下のように記載されています。
引用:SoftBank公式サイト
ソフトバンクエアーを契約時に登録した設置場所の住所以外で利用してしまと「速度制限(通信制限)」が実行されて速度が遅くなります。
スマートフォンなどで速度制限をされた経験がある方ならお解りだと思いますが、通信制限が実行されるとホームページなどの表示が著しく遅くなり使い物にならない程に速度が遅くなります。
ソフトバンクエアー住所変更してなくて速度制限💦
— きーちゃん🥞 (@kiichan_ta) March 27, 2020
住所変更なしに入院先や旅行先などで使うとバレる!
ソフトバンクエアーは契約時に登録した契約住所以外の場所(入院先や旅行先など)でも電波のエリア内であれば「理論上」は利用可能ですが「契約上」は禁止されています。
※設置場所の住所変更手続きを行えば利用可能。
「わざわざ住所変更しなくても、どうせバレないでしょ!」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、ソフトバンクエアーを設置場所住所以外で利用するとSoftBankに確実にバレます!
なぜバレてしまうのかを説明すると、以下の通りです。

例えば、ソフトバンクエアーを契約時に登録した設置場所住所近くの電波塔を【A】とすると、設置場所住所でソフトバンクエアーを利用すると基本【A】の電波塔から発信された電波を利用します。
しかし、入院先や旅行先では設置場所住所で本来利用する【A】の電波塔ではなく、違う【B】という電波塔から発信された電波を利用することになります。
このように、契約住所では電波塔【A】の電波を使うはずなのに違う場所に移動してソフトバンクエアーを使うと、いつもとは違う電波塔【B】の電波を使っている事がSoftBankに解ります(バレます)。
入院や旅行など一時的な利用ならポケットWi-Fiのレンタルがおすすめ!

ソフトバンクエアー(SoftBank Air)はMy SoftBankにログインして設置場所の住所変更手続きを行えば、入院先の病院や旅行先のホテルなどでも利用できますが、「手続きが面倒」「専用端末を持って行くのが面倒」「家族が自宅で利用できなくなる」などの問題があります。
ソフトバンクエアーを入院や旅行など一時的な利用を考えている方なら持ち運びが簡単な「ポケットWi-Fi」をレンタルするのも1つの方法です!
入院や旅行での一時的な利用なら「ポケットWi-Fi」
「ソフトバンクエアーを入院先や旅行先などでも利用したい」と考えている方もいらっしゃると思いますが入院や旅行、出張などは一時的な利用となります。
一時的な利用の場合は「ポケットWi-Fi」のレンタルをおすすめします!

「ポケットWi-Fi」は手のひらサイズの持ち運びが容易なモバイル端末で、ソフトバンクエアー同様に「電波」を受信することでインターネットに接続できる端末のことです。
ソフトバンクエアーとは異なり、ポケットWi-Fiは持ち運んで利用することが可能なので入院や旅行などの一時的な利用には最適な端末で、契約することも可能ですが1日からレンタルも可能です。
であれば、一時的な入院や旅行での利用を目的としている場合はソフトバンクエアーではなく持ち運び可能なポケットWi-Fiをレンタルすることも検討してみましょう。
ポケットWi-Fiは1日など短期間のレンタルも可能
ポケットWi-Fiは、SoftBankやYmobile、UQ WiMAXなどで契約する事も可能ですが、契約期間が2年間など縛りがありますし、解約時には高額な違約金(解約金)が発生する場合があります。
そこで入院や旅行など短期利用の場合はポケットWi-Fiを契約せずにレンタルがおすすめです。

「WiFiレンタルどっとこむ」ではポケットWi-Fiを「1日500円程度」「30泊31日7,500円程度(1日250円程度)」でレンタルすることが可能です。(利用期間によりレンタル料に違いがあります。)
まとめ
この記事ではソフトバンクエアー(SoftBank Air)を入院する病院や旅行先での利用を検討している方向けに様々な情報を解説してみました。
ソフトバンクエアーは専用端末が「電波」を受信してインターネットに接続できるサービスなので、電波のエリア内であれば契約時に登録した設置場所住所以外でも「理論上」は利用は可能ですが「契約上」は禁止されています。
ソフトバンクエアーを利用する設置場所の住所を変更すれば入院先や旅行先でも利用可能ですが、変更手続きをしないまま利用するとSoftBankにバレてメールなどで警告され速度制限(通信制限)が実施されます。また、その行為を続けると強制解約のリスクが高まります。
※ソフトバンクエアーの設置場所住所変更はMy SoftBankで24時間いつでも可能。
また、入院先や旅行先などでソフトバンクエアーを一時的に利用したいと考えている方は、持ち運びが簡単でエリア内であればどこにでも持ち運べるポケットWi-Fiのレンタルもおすすめです。
