プロバイダのSo-netが提供する光回線のインターネット接続サービスNURO光(ニューロ光)から速度が最大10Gbpsと世界最速の新プラン「NURO光 10G / 6G」の提供を開始しました。

※以下、表示金額はすべて「税込」です。
目次
NURO光の新プラン「10Gと6G」プランについて
NURO光は光回線を使ってインターネットに接続するSo-netが提供しているサービスです。
NURO光の特長としては挙げられる点は他のインターネット接続サービスより速度が速い点です。一般的なNURO光のプランですと最大2Gpbsの速度を実現しています。
そんなNURO光には「下り最大10Gpbs・上り最大2Gpbs」という驚異の最速インターネットが利用できる「NURO光 10G」という現行プランがあります。
そんな最速の「NURO光 10G」というプランに加えて、2018年4月より受付を開始する新プランは「下り/上り共に最大10Gpbs」と「下り/上り共に最大6Gpbs」の2つのプランです。
プラン | 下り 最大速度 | 上り 最大速度 |
---|---|---|
一般的な NURO光 | 2Gpbs | 1Gpbs |
現行 NURO光 10G | 10Gpbs | 2.5Gpbs |
新プラン 10G | 10Gpbs | 10Gpbs |
新プラン 6G | 6Gpbs | 6Gpbs |
現行の10Gプランは、下り(ダウンロードや動画を見る速度)は最大10Gbpsですが、下り(写真や動画をアップロードする速度)は最大2Gbpsでした。
しかし、2018年4月から受付を開始する新プランは下り上り両方が最大10Gbpsを実現しています。また、新プランで加わった6Gプランも下り上り両方が最大6Gbpsなのです。

NURO光新プラン「10G / 6G」の月額料金は実質値下げ
2018年4月から受付を開始するNURO光の新プランは、上記でもご紹介したように現行のプランよりも下り上りの速度が共に最大10Gbps・最大6Gbpsです。その為、月額料金が値上げされるのでは?と思ってしまいます。
しかし現実は違います。なんと、今まで提供している現行プランよりも月額料金は安く値下げされているのです。
今までのプランと新プランの料金比較
では、そのくらい月額料金が値下げされているのかというと、説明するより表で比較した方が解りやすいので下の表をご確認ください。
プラン | 月額料金 |
---|---|
現行 NURO光 10G | 7,128円 |
新プラン 10G | 6,317円 |
新プラン 6G | 5,767円 |
上記の月額料金表を見て頂ければ一目瞭然ですね!
現行のNURO光 10Gプランよりも、新プランの10Gの方が月額811円も安くなりました。

NURO光 10Gと6Gの対応エリアと検索方法
今回ご紹介しているNURO光の新プラン「NURO光 10G」の対応エリアはどこか、エリア検索する方法はあるのかなどをここからご紹介したいと思います。
関東の一部エリアから開始スタート
今までの現行プランである下り最大速度10ギガの「NURO光 10G」の対応エリアは、東京都、神奈川県、静岡県、大阪府、兵庫県、奈良県の一部エリアで関東・関西地区限定でした。
2018年4月から受付を開始するNURO光の新プラン「10G」「6G」は現行プラン「NURO光 10G」よりもエリアが広めになっているようです。ただし、新プランは関東の一部エリアから提供開始されます。

新プランは一戸建ての戸建住宅限定
現行プランである「NURO光 10G」が利用できる建物は、「戸建住宅」か「5階建て以下の集合住宅」でした。では、新プランの「10G」「6G」はどうなのでしょうか?
上記でもご紹介したようにNURO光の新プラン「10G」「6G」は、関東エリアの一部でのみ提供開始されますが、提供エリアであっても戸建住宅(一戸建て)限定のサービスになります。
その為、マンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの人は利用できません。
プラン | 対象住居 |
---|---|
現行 NURO光 10G | 「戸建住宅」か「5階建て以下の集合住宅」 |
新プラン 10G | 「戸建住宅」のみ |
新プラン 6G | 「戸建住宅」のみ |
もし、NURO光の下り最大10ギガのインターネットをしたい集合住宅にお住まいの人は「現行のNURO光 10G」プランに申し込む必要があります。
エリア検索方法
「じゃ、自分の家は使えるエリアか調べてたい!」って思いますよね。
上記でもご紹介したようにNURO光新プランの「10G」「6G」の受付開始は2018年4月上旬です。その為、まだ詳しく対応エリアを検索することが出来ません。
なぜNURO光だけ10G・6Gが出来るのか
他のインターネット接続サービスの最大速度は1Gbpsですよね。それでも速度は速いですが何故NURO光だけが10Gbpsや6Gbpsなど10倍近く速い速度で提供できるのでしょうか?
NURO光の公式サイトを見ると、以下のような文言があります。
次世代ネットワーク規格XG-PONを採用したことで実現した下り最大10Gの通信サービスです。
引用:https://www.nuro.jp/10g/
この文章を読むと「次世代ネットワーク規格XG-PON」ってのが気になりますよね。そこで、初心者の人でも解るようにかなり簡素化した説明をしたいと思います。
光回線を共有して利用している
NURO光をはじめ、他のインターネット接続サービスは光回線を利用しています。ざっくりとイメージにすると以下のようなイラストになります。

自宅に引き込まれている光回線は、一度NTT局内を通りプロバイダがインターネットに接続してくれています。なぜ、NTT局内を一度通るのかというと、一言で言えば全国に引かれている光回線はNTT所有だからです。
光回線(光ファイバー)は大変高価なものなので、実は上記のイラストのように1家庭1光回線を利用していません。

上記イラストで解ります?
NTT局内にある「局内スプリッタ」ってヤツは4分岐しています。4分岐された1回線が自宅の電柱までやってきて、電柱にある「局外スプリッタ」ってヤツが今度は8分岐しています。
光回線1回線を4分岐×8分岐=32の家庭で共有して使っていると思ってください。

NURO光のXG-PONやXGS-PONって何だよ
で、少し本題に戻すとNURO光 10Gでは「XG-PON」、新プランのG10/G6では「XGS-PON」というネットワーク規格が採用されています。

PONとは上記でもご説明したように光回線1回線を分岐し共有して使う規格の事です。PONを実現するにはOLT(光回線終端装置)と呼ばれるNTT局内にある装置が重要です。NURO光 10Gや新プラン「10G」「6G」で採用されているOLTが「XG-PON OLT」「XGS-PON OLT」なのです。
NURO光 10Gの実測
「XG-PON OLT」「XGS-PON OLT」と4分岐する「局内スプリッタ」の間の速度が10Gbpsという事になります。

ということは、10Gbpsから4分岐されるので、分岐された1回線は理論上2.5Gbpsとなります。

で、さらに自宅の近くの電柱にある「局外スプリッタ」で8分岐されるので、自宅に届く理論上の速度は312.5Mbpsです。
ですが、上記でもご紹介したようにエリアは限定されていますし、利用者数も少ないので312.5Mbps以上の実測だという口コミが多いです。
まとめ
この記事ではNURO光が2018年4月より受付を開始する新プラン下り上りともに最大10Gpbsの「10Gプラン」と下り上りともに最大6Gbpsの「6Gプラン」のエリアや料金などについてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
現行プランの「NURO光 10G」よりも新プランはエリアが関東エリアの一部と限定されていますし戸建住宅限定なので利用できる人はまだまだ少ないののが現状です。
「トクハヤネット」監修者の長井です。
この記事では、「NURO光 10G / 6G」の提供エリアやエリア検索方法、月額料金、ONUなどについて詳しく調査してみたいと思います。