ソフトバンク光はインターネットに接続できるサービス以外にもオプションとして、固定電話サービスも提供しています。ソフトバンク光の固定電話サービスは主に「ホワイト光電話」「光電話(N)」「BBフォン」の3つのオプションがあります。しかし、それぞれの電話オプションサービスの違いが解りづらいですよね。

目次
ソフトバンク光の電話サービスとは(初心者向け)
最近は携帯電話やスマホの普及で自宅に固定電話を置かないご家庭も増えてきました。しかし、まだまだ固定電話の需要はあります。

ソフトバンク光でインターネット接続サービスを契約中であれば、有料オプションとして固定電話を設置することができます。

以前よくあった電話といえばNTT加入電話で「電話回線」で接続して通話をしていました。しかし、現在は高速な光回線が普及したので、インターネット接続でも使用する「光回線」を使って接続する電話サービスが一般的になりつつあります。


ソフトバンク光の3つある電話サービスの違い
ソフトバンク光がインターネットでも使用している光回線を使ってオプションで提供している電話サービスは主に以下の3つのサービスです。

- ホワイト光電話
- 光電話(N)
- BBフォン
上記3つのサービスは、ソフトバンク光を契約している人(これから契約する人)がオプションとして申し込める光回線を利用した電話サービスです。


簡単にソフトバンク光の電話サービス「ホワイト光電話」「光電話(N)」「BBフォン」それぞれの違いを説明すると以下のようになります。
電話サービス名 | 電話番号 | 提供会社 |
---|---|---|
ホワイト光電話 | 市外局番 | SoftBank |
光電話(N) | 市外局番 | NTT東日本 NTT西日本 |
BBフォン | 050から 始まる | SoftBank |
以下でさらに詳しく違いを比較しながらご紹介します。
ホワイト光電話と光電話(N)の違いは提供会社
光回線を利用して提供しているソフトバンク光のオプション電話サービスの1つが「ホワイト光電話」です。この「ホワイト光電話」というサービスはSoftBankが提供しているサービスです。電話番号は、東京なら03、大阪なら06のように市外局番の電話番号が利用できるようになります。
「光電話(N)」は、上記でご説明したホワイト光電話とあまり変わず、光回線を使用して提供されており、市外局番の電話番号が利用できる電話サービスです。
ただし、サービス提供先が「ホワイト光電話」と「光電話(N)」で違います。

電話サービス名 | サービス 提供会社 |
---|---|
ホワイト光電話 | SoftBank |
光電話(N) | NTT東日本・NTT西日本 |
ホワイト光電話というサービスを提供しているのはSoftBankです。
一方「光電話(N)」というサービスを提供しているのはNTT東日本とNTT西日本なのです。もう気づいている人もいると思いますが、光電話(N)の(N)とはNTTのNなのです。

ソフトバンク光のBBフォンの電話番号は050
最後の3つ目のソフトバンク光のオプション電話サービスが「BBフォン」です。
上記で簡単にご説明した「ホワイト光電話」と「光電話(N)」同様にインターネット回線を使って提供されているソフトバンク光のオプション電話サービスの1つです。
しかし、BBフォンの「ホワイト光電話」と「光電話(N)」との大きな違いは電話番号です。

電話サービス名 | 電話番号 |
---|---|
ホワイト光電話 | 市外局番 |
光電話(N) | 市外局番 |
BBフォン | 050から 始まる |
「ホワイト光電話」と「光電話(N)」の場合は市外局番の電話番号を使用しますが、BBフォンで使用する電話番号は050から始まる電話番号です。

結局ソフトバンク光の電話サービスはどれがよい?
上記の説明でソフトバンク光のオプション電話サービス「ホワイト光電話」「光電話(N)」「BBフォン」の違いが何となくご理解いただけたと思います。
しかし、「結局どのオプション電話サービスがいいの?」という声が聞こえてきそうです。

そこで、ソフトバンク光のそれぞれのオプション電話サービスの内容や特徴からどんな人にオススメなのかをメリットやデメリットも含めてご紹介したいと思います。
市外局番の電話番号を使いたい人はホワイト光電話
ソフトバンク光のオプション電話サービスの1つ「ホワイト光電話」で使用する電話番号は「03」などから始まる市外局番の一般的な電話番号を利用できます。
BBフォンの場合は050から始まる携帯電話やPHSのような電話番号ですが、050から始まる電話番号が嫌だという人は、市外局番の電話番号が使える「ホワイト光電話」がオススメです。
ホワイト光電話は、現在使っている市外局番の同じ電話番号をそのまま使うことができますが、同じ電話番号を使う場合は「NTT電話加入権」を持っている必要があります。
同じ電話番号をそのまま使いたい人は光電話(N)
もし現在、市外局番から始まる固定電話の電話番号を使っていて、そのまま同じ電話番号をソフトバンク光のオプション電話サービスで使いたいなら「光電話(N)」がオススメです。
上記でご紹介した「ホワイト光電話」も利用中の電話番号をそのまま利用できますが「NTT電話加入権」を持っている必要があります。
もし、NTT電話加入権がなくても使用できる市外局番の電話番号をお持ちで、そのまま同じ電話番号を使用したいのであれば「光電話(N)」が良いということになります。
おうち割 光セットの適用目的ならBBフォン
SoftBankの携帯電話やスマホ代が毎月割引になる「おうち割 光セット」をご存じですか?
おうち割 光セットを適用するには、ソフトバンク光電話サービスの以下のオプションのどれか1つに加入しなければなりません。
- ホワイト光電話
- 光電話(N)+BBフォン
- BBフォン
上記3つの電話サービスでおうち割 光セットを適用させる為だけにどの電話サービスに加入すべきかを悩んでいるなら「BBフォン」にしましょう。
「ホワイト光電話」や「光電話(N)」の場合は初期費用が1,000円~2,000円程度必要ですが、BBフォンの場合は初期費用が必要ありません。そのため、固定電話を置く予定はないけど、おうち割 光セットをただ適用させたいという人は「BBフォン」がオススメです。
➡おうち割 光セットでスマホ代が毎月最大1,000円割引は嘘!?
ソフトバンク光の電話サービス違いのまとめ
上記でソフトバンク光の電話サービスである3つのサービス「ホワイト光電話」「光電話(N)」「BBフォン」を説明してきましたが、一目で解るように違いを表としてまとめてみました。
ソフトバンク光 電話サービス | ホワイト 光電話 | 光電話(N) | BBフォン |
---|---|---|---|
提供会社 | SoftBank | NTT東日本 NTT西日本 | SoftBank |
電話番号 | 市外局番 | 市外局番 | 050から 始まる |
初期費用 (工事費) | 1,100円~ 2,200円 | 1,100円~ 4,400円 | 工事不要 |
使用中の 電話番号 | そのまま 利用可能 ※但し、 電話加入権必要 | そのまま 利用可能 | 利用不可 |
月額 基本料 | 基本プラン ⇒513円 基本プランα ⇒1,037円 だれとでも定額 ⇒1,551円 | 基本プラン(N) ⇒550円 スマート基本プラン(N) ⇒1,650円 | 不要 |
ソフトバンク光の電話料金(通話料)
ソフトバンク光のオプションの電話サービス「ホワイト光電話」「光電話(N)」「BBフォン」の違いは上記で何となくご理解いただけたと思います。しかし、通話料がいくらになるのか気になります。

以下、ソフトバンク光の各電話サービスに分けて通話料などを表にしてまとめてみました。
ソフトバンク光「ホワイト光電話」の通話料
ソフトバンク光の電話サービス「ホワイト光電話」の基本プランの場合、通話料は以下のようになります。

ホワイト光電話 電話料金 (基本プランの場合) | |
---|---|
月額基本料金 | 月額513円 |
以下の各電話宛通話料 ホワイト光電話、 おうちのでんわ、 BBフォン、 BBフォン(M)、 BBフォン光、 ケーブルライン、 ひかりdeトークS、 NURO 光 でんわ | 通話料無料 |
ソフトバンクの 携帯電話 | ・ホワイトコール24申込の場合 ⇒通話料無料 ・ホワイトコール24申込なしの場合 ⇒通話料17.6円/分 |
国内固定電話、 他社IP電話 | 全国一律 8.789円/3分 |
携帯電話 (ソフトバンク以外) | 17.6円/分 |
PHS | 17.6円/分 |
国際電話 | アメリカの場合 8.789円/3分 |
参照:ホワイト光電話の料金
ソフトバンク光「光電話(N)」の電話料金
続いてソフトバンク光の電話サービスでNTTがサービス提供している「光電話(N)」の基本プランの場合、電話料金は以下のようになります。

光電話(N) 電話料金 (基本プランの場合) | |
---|---|
月額基本料金 | 月額550円 |
固定電話 | 全国一律 8.8円/3分 |
ドコモ、 ワイモバイル | 17.6円/分 |
au、 ソフトバンク | ・東日本エリアの場合⇒19.25円/分 ・西日本エリアの場合⇒19.8円/分 |
PHS | ・区域内の場合⇒11円/60秒 ・~160kmの場合⇒11円/45秒 ・160km超の場合⇒11円/36秒 ・それ以外⇒1回につき11円 |
PHS | 17.6円/分 |
国際電話 | アメリカの場合 9.9円/分 |
参照:光電話(N)の料金
ソフトバンク光「BBフォン」の電話料金
ソフトバンク光の電話サービス「BBフォン」の場合の電話料金は以下のようになります。

BBフォン 電話料金 | |
---|---|
月額基本料金 | 0円(不要) |
BBフォン光、 ホワイト光電話、 BBフォン、 ケーブルライン | 全国一律 0円(無料) |
一般固定電話 | 全国一律 8.789円/3分 |
携帯電話 | 全国一律 ・8:00~23:00⇒27.5円/分 ・23:00~8:00⇒22円/分 |
PHS | 11円/分+1通話につき11円 |
国内IP電話 (050) | 全国一律 8.789円/3分 |
国際電話 | アメリカの場合 8.789円/3分 |
参照:BBフォンの料金
ソフトバンク光の電話サービスは転送電話可能?
ご自宅に固定電話を置くと外出先では電話に出ることができません。そんな場合は指定した番号へ転送してくれれば便利ですよね。
今回ご紹介してきたソフトバンク光の電話オプションサービス「ホワイト光電話」「光電話(N)」「BBフォン」では転送電話が可能です。
各サービスとも指定した電話番号への転送には月額料金が必要です。光電話(N)のみ工事費が必要になります。詳しいソフトバンク光の転送電話サービスの料金は以下の表にまとめています。
ソフトバンク光 電話サービス名 | ホワイト光電話 | 光電話(N) | BBフォン |
---|---|---|---|
転送オプション名 | 着信転送サービス | 多機能転送 | 着信転送サービス |
申し込み | 必要 | 必要 | 必要 |
初期費用 (工事費) | 無料 | 1番号ごとに 1,100円 | 無料 |
月額料金 | 550円 | 550円 | 550円 |
ソフトバンク光の各電話サービスとも、かかってきた電話を転送するには月額550円が必要です。
ホワイト光電話とBBフォンは「着信転送サービス」というオプション名ですが、光電話(N)は「多機能転送」というオプションでNTT東日本と西日本が提供する「ボイスワープ」という転送サービスとほぼ同じです。
また、光電話(N)のみ転送する電話番号につき1,100円の工事費が必要です。
ソフトバンク光の電話はナンバーディスプレイ可能?
電話がかかってきた際に相手の電話番号が表示されるナンバーディスプレイというオプションは、電話の相手が電話に出る前に解るので安心ですよね。

ソフトバンク光のオプションの電話サービス「ホワイト光電話」「光電話(N)」「BBフォン」の各サービスでもナンバーディスプレイは可能です。ただし、相手の電話番号が表示される機能(ナンバーディスプレイ対応)が付いている電話機を自分で準備する必要があります。
詳しいソフトバンク光のナンバーディスプレイサービスの料金は以下の表にまとめています。
ソフトバンク光 電話サービス名 | ホワイト光電話 | 光電話(N) | BBフォン |
---|---|---|---|
オプション名 | 番号表示サービス | ナンバーディスプレイ | 番号表示サービス |
申し込み | 必要 | 必要 | 必要 |
初期費用 | 不要 | 不要 | 登録設定料 770円 |
月額料金 | 440円 | 440円 | 440円 |
参照:ホワイト光電話の料金、光電話(N)の料金、BBフォンの料金
ソフトバンク光電話のまとめ
この記事ではソフトバンク光が提供している光回線を使った電話サービスの違いを中心にご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
ソフトバンク光の電話サービスは「ホワイト光電話」「光電話(N)」「BBフォン」と3つのサービスがあり、違いがよく解らなかった人も何となくご理解いただけたと思います。ソフトバンク光の電話サービスの各サービス内容をよく理解した上で申し込みされてください。また、現在ご利用中の電話回線を使った固定電話の料金よりも安く利用できますので、インターネットをソフトバンク光にするついでに光電話への加入もご検討してみてはいかがでしょう。
「トクハヤネット」監修者の長井です。
この記事では、ソフトバンク光の3種類ある電話サービス「ホワイト光電話」「光電話(N)」「BBフォン」の内容の違いや電話料金の違い、電話回線は何を使うのか、転送電話は可能なのかなどを中心にご紹介したいと思います。