楽天株式会社のグループ会社が提供している光回線を用いたインターネット接続サービス「楽天ひかり(旧サービス名:楽天コミュニケーションズ光)」ですが、申し込みを検討している人で疑問になる事が「タイプS」の存在です。楽天ひかりを申し込もうと様々検討していると一部の代理店のキャンペーンサイトには「楽天ひかり(タイプS)」との記載があり何の事なのか解りませんよね。
※以下、表示金額はすべて「税込」です。
目次
楽天ひかり(楽天コミュニケーションズ光)のタイプSとは
楽天ひかり(旧:楽天コミュニケーションズ光)は楽天株式会社のグループである楽天モバイル株式会社が提供しているインターネット接続サービスです。そんな楽天ひかりのサービス内容などを検索して調べてみると「タイプS」という記述を見る事があります。
通常の「楽天ひかり」と「楽天ひかり(タイプS)」の違いは何なのでしょうか?
・楽天コミュニケーションズ光 ⇒ 楽天ひかり
・楽天コミュニケーションズ光(タイプS)⇒ 楽天ひかり(タイプS)
以下は変更後の「楽天ひかり」というサービス名でご紹介しています。
楽天ひかりのプロバイダ
インターネットに接続するのに欠かせないのが「プロバイダ」です。プロバイダの正式名称は「インターネットサービスプロバイダ」で日本語にすれば「インターネット接続事業者」になります。
このインターネット接続に欠かせないプロバイダですが、実は楽天ひかりに対応しているプロバイダは以下の2つです。
- 楽天ブロードバンド
- SANNET(サンネット)
楽天ブロードバンドは楽天モバイル株式会社が提供しているプロバイダです。一方、SANNETは三洋電機の関連会社が提供していたプロバイダでしたが2014年に楽天コミュニケーションズ株式会社へ譲渡されました。その後、2019年7月からは楽天モバイル株式会社へ事業移管されました。
プロバイダ名 | 提供会社 |
---|---|
楽天ブロードバンド | 楽天モバイル(株) 2019年6月までは 楽天コミュニケーションズ(株) |
SANNET | 楽天モバイル(株) 2019年6月までは 楽天コミュニケーションズ(株) (2014年までは三洋電機の関連会社) |
タイプSのプロバイダは「SANNET」
ここから本題となりますが、「楽天ひかり(タイプS)」の「タイプS」とはどういう意味なのでしょうか?
もうお気付きの人もいるかもしれませんが、楽天ひかり(タイプS)の「S」とはSANNETの「S」です。そうです、「楽天ひかり(タイプS)」のプロバイダは「SANNET」になるのです。
逆を言えば「楽天ひかり」のみで「タイプS」の記述がない場合のプロバイダは「楽天ブロードバンド」になります。
プロバイダは「楽天ブロードバンド」
プロバイダは「SANNET」
タイプSの月額料金は同じ
プロバイダがSANNETになる「楽天ひかり(タイプS)」とプロバイダが楽天ブロードバンドになる「楽天ひかり」に月額料金の違いがあるか気になりますよね。
しかし、安心してください。どちらの月額料金もまったく同じです。
マンションプラン (集合住宅) 月額料金 | ファミリープラン (戸建て) 月額料金 | |
---|---|---|
楽天ひかり | 4,180円 | 5,280円 |
楽天ひかり (タイプS) | 4,180円 | 5,280円 |
他に楽天ひかり(タイプS)の違いはあるのか
上記でご紹介したように「楽天ひかり」と「楽天ひかり(タイプS)」の違いですがプロバイダが「楽天ブロードバンド」になるか「SANNET」になるかの違いがありました。
その他にプロバイダの違い以外に知っておいた方がよい違いをまとめてみました。
問い合わせ先に違いがある
「楽天ひかり」と「楽天ひかり(タイプS)」は月額料金もまったく同じで、提供会社も楽天モバイル株式会社で同じですが問い合わせ先に違いがあります。
楽天ひかりの問い合わせ先はプロバイダの楽天ブロードバンドですが、楽天ひかり(タイプS)の問い合わせ先はプロバイダのSANNETです。
問い合わせ先 | |
---|---|
楽天ひかり | 楽天ブロードバンド 0800-600-0111 (9:00~18:00 年中無休) |
楽天ひかり (タイプS) | SANNET 0120-989-841 (9:00~18:00 年中無休) |
無料で使えるメールアドレス
「楽天ひかり」と「楽天ひかり(タイプS)」どちらも契約すると無料で利用できるメールアドレスを付与しています。しかし、この無料で利用できるメールアドレスの数に違いがあります。
無料メールアドレス | |
---|---|
楽天ひかり | 10個まで 無料で取得可能 |
楽天ひかり (タイプS) | 1個まで 無料で取得可能 |
楽天ひかりでは10個まで無料でメールアドレスが利用できます。しかし、楽天ひかり(タイプS)だと無料メールアドレスは1個までです。2個目からは1つのメールアドレス追加につき月額250円が必要です。
また、以下のようにメールアドレスのドメインにも違いがあります。
メールアドレス ドメイン | |
---|---|
楽天ひかり | ×××@gol.com |
楽天ひかり (タイプS) | ×××@***.sannet.ne.jp |
上記のように楽天ひかりのメールアドレスは「gol.com」というドメインを、楽天ひかり(タイプS)のメールアドレスは「sannet.ne.jp」を利用します。
会員ページのログイン先も違う
インターネット上で契約状況や月額料金の確認、オプションの追加や解約などを行える会員専用のページにログインする事ができます。この会員ページのログイン先も「楽天ひかり」と「楽天ひかり(タイプS)」とで違いがあります。
「楽天ひかり」を契約すると楽天ブロードバンドのプロバイダ会員ページにログインできるようになります。一方、「楽天ひかり(タイプS)」を契約するとプロバイダSANNETの会員ページにログインできるようになります。
まとめ
この記事では楽天ひかり(旧:楽天コミュニケーションズ光)の「タイプS」とは何かをご紹介してみましたがいかがだったでしょうか?
楽天ひかりに対応しているプロバイダは楽天ブロードバンドとSANNETがあり、楽天ひかり(タイプS)を申し込むとプロバイダはSANNETになります。タイプSのSはSANNETのSなんですね。「楽天ひかり」と「楽天ひかり(タイプS)」の月額料金などに違いはありません。しかし、問い合わせ先や無料で取得できるメールアドレスの数やドメイン、会員ページのログイン先に違いがあります。