ドコモ光の初期設定についてお調べですね。
ドコモ光の新規契約後には開通工事が実施されますが、開通工事が完了すると契約者自身でインターネットに接続できるように一度だけ「初期設定」を必ず行わなくてはなりません。
ドコモ光の開通工事後に行う初期設定は基本的にパソコンで行います。
しかし、最近ではパソコンを持っておらずiPhoneやandroidなどのスマホだけを所有している方が多く、「ドコモ光の初期設定をスマホで出来ないのか?」とお調べの方が多くいらっしゃいます。
Wi-Fiが利用可能となる「無線LANルーター」があればパソコンがなくてもスマホ(iPhoneやandroidなど)でもドコモ光の開通工事後に契約者が行う初期設定が可能となっています。
※以下、記載金額はすべて税込です。
(基礎知識)ドコモ光の初期設定が必要な理由と接続機器

ドコモ光の新規契約後に実施する開通工事が終了したら、インターネットに接続できるように初期設定をする必要があります。(※初期設定は工事業者は行わず、契約者自身で行います。)
そこでまずは、インターネット回線の初心者の方に向けて、ドコモ光の初期設定に最低限必要となるNTT接続機器について解説するとともに、なぜ開通工事後に初期設定が必要なのかを合わせて解説します。
初期設定前にNTTの接続機器について理解しよう
ドコモ光の新規契約後に実施した開通工事後にはNTTのロゴが付いた機器が設置されます。

ドコモ光の開通工事後に設置されるNTTのロゴ付き機器は「ホームゲートウェイ」や「回線終端装置(ONU)」、「VDSLモデム(VDSL接続装置)」など様々な機種があります。
※この記事ではこれらの機器を総称して「NTT接続機器」と呼ぶことにします。
これらのNTT接続機器は「NTT東日本/NTT西日本」から貸し出されます。

ドコモ光の提供会社は「NTTドコモ」ですが、ドコモ光でインターネットに接続するために利用している光回線は「NTT東日本/NTT西日本」の光回線をNTTドコモが借りて提供されています。
ドコモ光 提供会社 (契約先) | NTTドコモ |
---|---|
光回線 所有会社 | NTT東日本 NTT西日本 |
その為、NTTドコモが提供するドコモ光を契約した場合でもNTT東日本/NTT西日本の接続機器が設置されます。
その為、NTT東日本/NTT西日本の光回線を利用するためには、NTT東日本/NTT西日本の接続機器がドコモ光を契約したとしても契約した宅内に設置されることとなります。
ドコモ光の新規契約後に初期設定が必要な理由
ドコモ光を新規契約後には必ず契約者自身で初期設定を実施しなければなりません。
※ドコモ光のインターネット接続イメージは以下です。

ドコモ光契約住所(契約した部屋など)に設置されたNTT接続機器は光回線を通じて「プロバイダ」へ接続されており、プロバイダがインターネットに接続する役割をしています。

ドコモ光を契約するとプロバイダから契約者(あなた)専用の「ID」と「パスワード」が発行され、開通工事日までにプロバイダから契約者宛にID/パスワードが記載の書面が郵送されてきます。

ドコモ光を契約後にプロバイダから郵送されてきた書面に記載の「ID」「パスワード」をパソコン等を使ってNTT接続機器に設定することで、プロバイダがインターネットに接続してくれるようになります。
それと同じように、インターネットに接続してくれる「プロバイダ」を利用する為には、事前にNTT接続機器にプロバイダ情報(IDとパスワード)を設定しておかなくてはなりません。その為、ドコモ光の利用を開始する前には一度だけ初期設定(プロバイダ情報をNTT接続機器に設定する作業)が必要となるのです。
ドコモ光の初期設定をスマホで行う為に必要な無線LANルーター

上記で解説したように、ドコモ光の開通工事後にはパソコン等を使ってプロバイダ情報(IDとパスワード)をNTT接続機器に初期設定しなければインターネットが利用できません。
最近ではパソコンよりもスマホを所有している方が多く、パソコンではなくiPhone(iPad)やandroidなどの「スマホやタブレットでドコモ光の初期設定が出来ないのか」というお悩みをお持ちの方が多くいらっしゃいます。
【質問】パソコンを持っていません…。
スマホでドコモ光の初期設定は出来ないの?
【回答】無線LANルーターがあればドコモ光の初期設定はスマホでも可能です!
NTT接続機器とスマホはLANケーブルで繋げれない!
パソコンでドコモ光の初期設定を行う場合の接続イメージは以下です。

パソコンをお持ちの方がドコモ光の初期設定を行う場合には、パソコンにある「LANポート(LANケーブルの差込口)」にLANケーブルを差し込んでNTT接続機器と繋げるとパソコン画面で初期設定を行うことが可能です。

その為、NTT接続機器とスマホを直接LANケーブルで有線接続することが(繋げることが)出来ません…。
スマホで初期設定するなら無線LANルーターが必須!
ドコモ光の初期設定をスマホで行う場合には「無線LANルーター」が必要です。

NTT接続機器とLANケーブルで直接繋ぐことが出来ないスマホの場合は、無線LANルーターが発信するWi-Fiに接続することで「間接的に」NTT接続機器と繋ぐことが可能となります。
無線LANルーターはどこで準備するのか
ドコモ光の初期設定をスマホで行う場合にはWi-Fiを発信する機器「無線LANルーター」が必要です。
※無線LANルーターを準備する方法は2つあります。
- プロバイダから無料でレンタルする方法
- 契約者自身で購入する方法
※無線LANルーターをレンタルしていないプロバイダもあります。
その後、契約中のプロバイダが無線LANルーターを無料レンタルしているかを以下の表で確認してください。
以下、主なドコモ光の提携プロバイダと無線LANルーターのレンタル可否をまとめた表です。
プロバイダ | 無線LANルーター 無料レンタル |
---|---|
ドコモnet | ×レンタル不可 |
plala | 〇レンタル可能 |
GMOとくとくBB | 〇レンタル可能 |
@nifty | 〇レンタル可能 |
andline | 〇レンタル可能 |
SIS | 〇レンタル可能 |
BIGLOBE | 〇レンタル可能 |
ic-net | 〇レンタル可能 |
hi-ho | 〇レンタル可能 |
BB.excite | 〇レンタル可能 |
Tigers-net | 〇レンタル可能 |
エディオンネット | ×レンタル不可 |
SYNAPSE | ×レンタル不可 |
DTI | ×レンタル不可 |
楽天ブロードバンド | ×レンタル不可 |
ネスク | ×レンタル不可 |
TiKiTiKi | ×レンタル不可 |
OCN | 〇レンタル可能 |
@TCOM | 〇レンタル可能 |
TNC | ×レンタル不可 |
@ちゃんぷる | 〇レンタル可能 |
WAKWAK | ×レンタル不可 |
AsahiNet | ×レンタル不可 |
ドコモ光の初期設定をスマホで行う方法(手順)を徹底解説

Wi-Fiが利用可能となる無線LANルーターの製造メーカーはたくさんありますが、その中でも使いやすく初心者の方におすすめなのが「バッファロー(BUFFALO)」の無線LANルーターです!
バッファロー製の無線LANルーターは使い方が簡単な上に誰でも簡単にスマホで「ドコモ光の初期設定」と「Wi-Fi接続設定」が一度に完了してしまうのでおすすめです!
※バッファロー製でおすすめの高機能な無線LANルーターは以下です。
型番 (モデル番号) | WSR-1800AX | WSR-3200AX |
---|---|---|
販売価格 | 6,480円 ▶購入はこちら | 9,980円 ▶購入はこちら |
利用範囲 目安 |
|
|
Wi-Fi 飛距離レベル | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
※2024年3月13日現在、Amazonで購入した場合の販売価格です。
バッファロー製の無線LANルーターで「ドコモ光の初期設定」と「Wi-Fi接続設定」をスマホで同時に行う手順は以下です。
- NTT接続機器と無線LANルーターを接続する
- セットアップカードを事前に準備する
- 無線LANルーターとスマホをWi-Fiで接続する
- Webブラウザを開いて初期設定を行う
Step①:NTT接続機器と無線LANルーターを接続する

まずは、ドコモ光の開通工事後に設置された「NTT接続機器」と別途用意した「無線LANルーター」をLANケーブルで有線接続しましょう。(※LANケーブルは付属品を利用してもOKです。)

NTT接続機器の背面にあるLANと記載された差込口「LANポート」にLANケーブルをしっかりと差し込みます。
LANポートがない機種の場合、「UNI」と記載された差込口にLANケーブルを差してください。

続いて、NTT接続機器に差し込んだLANケーブルの片方をBUFFALO製の無線LANルーター背面にある「INTERNET」と記載された差込口に差してください。

※電源を入れたら約5分程度待ってランプが正常になるまで待ちます。
Step②:セットアップカードを事前に準備する
BUFFALO製の無線LANルーターに同梱されている、又は無線LANルーターの本体にセットされている「セットアップカード」を用意してください。

Step③:無線LANルーターとスマホをWi-Fiで接続する
まず、お持ちのスマホの設定画面でWi-Fiをオンにしてください。
※以下、iPhone/iPad OSのWi-Fiをオンにする方法です。
(「android OS」でもほぼ同じ流れとなります。)

スマホ画面の「設定」アイコンをタップ(選択)してください。

続いて、設定画面にある「Wi-Fi」をタップ(選択)してください。

※Wi-Fiがオフになってる場合は右へスワイプしてWi-Fiをオンにします。

Wi-Fiをオンにするとスマホで受信しているWi-Fiが表示されますので、バッファロー製の無線LANルーターの「セットアップカード」に記載されている同じSSIDをタップ(選択)します。

続いて、「パスワードの入力」画面になります。
パスワードにはセットアップカードに記載されている「暗号化キー」を正しく入力してから、上部にある[接続]をタップ(選択)してください。

パスワードを正しく入力した後に上部にある[接続]をタップ(選択)すると、上部のイメージ図のように「無線LANルーター」と「スマホ」がWi-Fiで接続された状態となります。
Step④:Webブラウザを開いて初期設定を行う
無線LANルーターとスマホがWi-Fiで接続された状態となったら、スマホの画面を使って「NTT接続機器」にプロバイダ情報を設定してインターネットに接続できるように初期設定を行います。

その為、Wi-Fi経由でNTT接続機器と繋がったスマホで初期設定を行います。
※まず、スマホ画面でWebブラウザのアイコンをタップして開きます。

スマホのWebブラウザで有名なのは「Safari」「Google Chrome」「Microsoft Edge」「Firefox」などがあります。

無線LANルーターのWi-Fiを接続した状態のスマホでWebブラウザを開くと「Internet回線判別中」という画面になりますので、画面下にある[Internet側の確認を行う]ボタンをタップします。

続いて、ユーザ名とパスワードを入力する画面になりますので、以下の情報を入力し[ログイン]ボタンをタップします。
- ユーザー名:admin
- パスワード:password

事前準備しておいたセットアップカードに「本機ログイン用」のユーザー名・パスワードの記載がある場合は、その情報を入力してログインしてください。
※ログインすると「プロバイダー情報の設定(フレッツ)」画面に移ります。

プロバイダ情報設定では「フレッツ光ネクスト」を選択してください。
「接続先ユーザー名」と「接続先パスワード」は、ドコモ光でセット契約したプロバイダから郵送されてきた書類(契約書など)に記載のIDとパスワードを入力します。
続いて、フレッツ光ネクスト サービス情報サイトでは、NTT東日本エリアの都道府県にお住まいの方は「NTT東日本」を、NTT西日本エリアの都道府県にお住まいの方は「NTT西日本」を選択してください!
※NTT東日本・NTT西日本の都道府県は以下です。
正しく入力・選択したら下部にある[進む]ボタンをタップします。

ドコモ光の初期設定はすべて終了です!
お疲れ様でした!
もし、インターネットに接続できない場合はバッファローの公式サイトにある「よくあるご質問」にアクセスして対処方法をご覧ください。
まとめ
この記事ではドコモ光を新規契約後に実施した開通工事が終了し、初めてインターネットに接続する為に必要な「初期設定」が必要な理由やiPhoneやandroidなどのスマホで初期設定する際に必要な無線LANルーター、そしてドコモ光の初期設定をスマホで行う具体的な手順を解説しました。
ドコモ光の新規契約後には開通工事後に設置されたNTT接続機器にプロバイダ情報を登録してインターネットに接続できるようにパソコンを使って初期設定を行う必要があります。
しかし、パソコンがない方はWi-Fiが利用可能となる「無線LANルーター」を別途設置することで、スマホでもドコモ光の初期設定を行うことが可能です。
無線LANルーターはドコモ光とセット契約をしたプロバイダから無料レンタルが可能な場合がありますが、もし無線LANルーターを無料レンタル出来ない場合は初心者の方でも使いやすく高機能なバッファロー製の無線LANルーターを購入することをおすすめします。
ただし、スマホによる初期設定には無線LANルーター(Wi-Fiルーター)が必須です。