ドコモ光と楽天ひかりはどちらも光回線を利用してインターネットに接続するサービスです。しかし、インターネット回線の初心者にとってはドコモ光と楽天ひかりの違いが解らず、どちらと契約した方が良いのか解らない事だと思います。

目次
ドコモ光と楽天ひかりの違いを比較してご紹介
ドコモ光と楽天ひかりは自宅の固定インターネット回線である事は多くの人がご存知の事だと思います。しかし、これから契約しようと考えている人にはドコモ光と楽天ひかりは何か違うのか解らない人も多くいるのが現状です。
そこでまずは、ドコモ光と楽天ひかりの違いを様々な観点から比較しながら解りやすくご紹介してみたいと思います。
サービス提供会社に違い
「ドコモ光」「楽天ひかり」というサービス名の違いでも解るように、インターネット接続サービスを提供している会社に違いがあります。
サービス名 | 提供会社 |
---|---|
ドコモ光 | 株式会社NTTドコモ |
楽天ひかり | 楽天モバイル株式会社 |
ドコモ光は、携帯電話やスマホなどの契約をしている人も多い「NTTドコモ株式会社」が提供しているインターネット接続サービスです。これ以上説明不要だと思います。
一方、楽天ひかりは、楽天グループ会社である「楽天モバイル株式会社」が提供しています。元々は、楽天ひかりは「楽天コミュニケーションズ光」というサービス名で楽天コミュニケーションズ株式会社が提供していました。しかし、2019年7月よりサービス名を「楽天ひかり」へ変更して提供会社も楽天モバイル株式会社へ変更されました。

月額料金に違いがある
ドコモ光と楽天ひかりの契約内容にも違いがありますが、皆さんが一番気になる点が月額料金の違いでしょう。ドコモ光と楽天ひかりの月額料金は以下の表の通りです。
※以下の月額料金は全て税別です。
サービス名 | 建物タイプ | 月額料金 |
---|---|---|
ドコモ光 | 集合住宅 (マンションタイプ) | 4,000円 (2年契約) ※タイプAの場合 |
戸建住宅 (ファミリータイプ) | 5,200円 (2年契約) ※タイプAの場合 | |
楽天ひかり | 集合住宅 (マンションタイプ) | 3,800円 (2年契約) |
戸建住宅 (ファミリータイプ) | 4,800円 (2年契約) |
ドコモ光や楽天ひかりに限らず、多くのインターネット接続サービスは契約する建物タイプによって月額料金に違いがあります。それを踏まえた上で「集合住宅」と「戸建住宅」で月額料金を比較してみます。
マンションなどの「集合住宅」でドコモ光を契約すると月額4,000円、楽天ひかりを契約すると月額3,800円です。月額200円の違いがありドコモ光よりも楽天ひかりの方が月額料金が安いです。
次に、一戸建ての「戸建住宅」で契約した場合の月額料金の違いですが、ドコモ光は月額5,200円、楽天ひかりは月額4,800円です。こちらも月400円の違いがありますね。

プロバイダに違いがある
ドコモ光と楽天ひかりではプロバイダに違いがあります。
ドコモ光の対応プロバイダと楽天ひかりのプロバイダは以下です。
サービス名 | 対応プロバイダ |
---|---|
ドコモ光 | ドコモnet、 plala、 So-net、 GMOとくとくBB、 DTI、 Tigers-net.com、 BIGLOBE、 excite、 andline、 ic-net、 @nifty、 エディオンネット、 SYNAPSE、 TikiTiki、 楽天ブロードバンド、 hi-ho、 COARA、 @ネクス、 SIS、 @TCOM、 OCN、 TNC、 Asahi Net、 WAKWAK、 @ちゃんぷるネット |
楽天ひかり | 楽天ブロードバンドのみ |
ドコモ光に対応しているプロバイダは24社あります。ドコモ光を契約後に24社のプロバイダなら変更し乗り換える事が可能です。
一方、楽天ひかりのプロバイダは「楽天ブロードバンド」限定です。他のプロバイダは利用できません。その為、楽天ひかり契約後に「楽天ブロードバンド」が嫌でもプロバイダを他社へ変更する事ができません。

➡楽天ひかりのプロバイダはどこ?
ドコモ光と楽天ひかりの共通点について
上記では最低限知っておくべき「ドコモ光」と「楽天ひかり」の違いについてご紹介しました。しかし、共通点は一切ないのかというとそうではありません。
そこでここからは、ドコモ光と楽天ひかりの共通点をご紹介します。
利用する光回線は同じ
ドコモ光と楽天ひかりはインターネット接続で利用する「光回線」が同じです。
ドコモ光と楽天ひかりは「光コラボレーション(略して、光コラボ)」と呼ばれるインターネット接続サービスです。「光コラボ」はNTT東日本・NTT西日本が所有する「光回線」を借りて提供されています。

ドコモ光と楽天ひかりは「光コラボ」なので、インターネットに接続する「光回線」はNTT東日本・NTT西日本の「光回線」を借りて提供されています。その為、ドコモ光と楽天ひかりで利用する「光回線」は同じです。

ドコモ光と楽天ひかりは結局どちらと契約すべきか
上記でご紹介したように、ドコモ光と楽天ひかりでは様々な違いがありますが光回線は同じという共通点もありました。しかし、今から契約する人にとっては結局どっちと契約した方が良いのか解りませんよね。
そこでここからは、これから自宅のインターネット回線を契約する人向けに、「ドコモ光」と「楽天ひかり」のどちらと契約した方が良いのかをご紹介します。
携帯・スマホがドコモなら「ドコモ光」がおすすめ
NTTドコモのスマホを契約している人もいる事だと思います。もし、NTTドコモのスマホを契約している人、そして家族でNTTドコモを契約しているなら楽天ひかりよりも「ドコモ光」と契約する方をおすすめします。
その理由は「ドコモ光セット割」があるからです。

NTTドコモのスマホなどを契約している人が「ドコモ光」も契約する事で「ドコモ光セット割」という割引が適用可能となります。ドコモ光セット割が適用されると、NTTドコモのスマホ代が毎月割引されます。

➡ドコモ光セット割の適用条件と割引額を解説!毎月スマホ代はいくら割引になるの?
光電話や光テレビも契約するなら「ドコモ光」
インターネットの接続で利用する「光回線」を使って、固定電話サービス「光テレビ」や映像サービス「光テレビ」も契約予定ならドコモ光をおすすめします。その理由は楽天ひかりには「光テレビ」「光テレビ」のオプションサービスがないからです。
サービス名 | 光電話・光テレビ (オプションサービス) |
---|---|
ドコモ光 | あり |
楽天ひかり | なし |
自宅にNTT一般加入電話を設置して利用している人なら、光電話にすると月額基本料や通話料が安くなります。その為、NTT一般加入電話に加入中の人は光電話にする人が多いです。光電話はNTT一般加入電話で利用する電話番号をそのまま利用できるので安心です。

ドコモ光・楽天ひかりの間の契約乗り換え方法
上記では、ドコモ光と楽天ひかりを未契約でこれから新規契約する人向けに様々な違いや共通点などをご紹介してきました。しかし、既にドコモ光から楽天ひかりを契約中でどちらかへ乗り換えたいという人もいるかもしれません。
そこでここからは、「ドコモ光」「楽天ひかり」間の乗り換え方法についてご紹介します。
「事業者変更」手続きで乗り換え可能
上記でもご紹介しましたが、ドコモ光と楽天ひかりはNTT東日本・NTT西日本の「光回線」を利用してサービス提供している「光コラボ」です。
同じ光コラボである「ドコモ光」「楽天ひかり」間の乗り換えは光回線を再利用して工事不要の「事業者変更」という手続きで乗り換えが可能です。

光コラボ間の乗り換えは「事業者変更」という手続きをすれば、光回線の工事をする事なく乗り換える事が可能です。もちろん、ドコモ光と楽天ひかりは光コラボなので、事業者変更で契約を乗り換えられます。

➡光コラボ間の事業者変更(再転用)で乗り換えが簡単に!
事業者変更承諾番号を取得する
「ドコモ光」から「楽天ひかり」、「楽天ひかり」から「ドコモ光」へ乗り換える場合は、上記でご紹介したように「事業者変更」という手続きで比較的簡単に乗り換えが可能です。
事業者変更する場合には、契約中の光コラボで「事業者変更承諾番号」という番号を発行してもらう必要があります。「事業者変更承諾番号」の発行依頼は以下の電話番号へ電話をします。
契約中の サービス名 | 事業者変更承諾番号 問い合わせ先 |
---|---|
ドコモ光 |
(受付時間9:00~20:00) |
楽天ひかり | 0800-600-0111 (受付時間9:00~21:00) |
現在、ドコモ光を契約中の人は「151」もしくは「0120-800-000」へ電話をして楽天ひかりへ事業者変更したい旨を伝えて「事業者変更承諾番号」を発行してもらいましょう。
楽天ひかりを契約中の人は「0800-600-0111」へ電話をして、ドコモ光へ事業者変更したい事を伝えてから「事業者変更承諾番号」を発行してもらってください。

➡事業者変更承諾番号の取得方法!発行手数料や有効期限はあるのか?
ドコモ光と楽天ひかりのオススメ契約申込サイト
こらからドコモ光もしくは楽天ひかりを新規契約する人、そしてドコモ光・楽天ひかり間で乗り換える事業者変更の手続きをする人、光コラボ以外のサービスから乗り換える人など様々だと思います。
そこで最後に、ドコモ光と楽天ひかりの契約申込が可能なキャンペーンサイトをご紹介します。
ドコモ光の申込ならプロバイダ公式サイト
これから「ドコモ光」の契約申し込みをする予定なら、ドコモ光の対応プロバイダでもあり人気がある「GMOとくとくBB」の公式キャンペーンページで申し込む事をおすすめします。

ドコモ光に対応したプロバイダは24社もあり、どのプロバイダを利用して良いのか解らない人は「GMOとくとくBB」というプロバイダをおすすめします。
上記画像の「GMOとくとくBB」の公式キャンペーンページでドコモ光を契約すると、プロバイダが「GMOとくとくBB」になります。「GMOとくとくBB」ではWi-Fiルーターの無料レンタルなどの特典が満載で、公式キャンペーンページでドコモ光を申し込み後に契約が成立するとキャッシュバックが貰えるのでおすすめです。
楽天ひかり公式サイトのキャンペーンページ
楽天ひかりは公式サイトで契約申し込みが可能です。

上記画像は、楽天ひかりの公式サイトにあるキャンペーンページです。
このキャンペーンページでは、現在楽天モバイルを契約中の人向けに以下のようなキャンペーンを実施しています。
対象者 | 楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT契約者 |
---|---|
特典内容 | 楽天ひかりの月額料金が 1年間無料 |
期間 | 2020年10月7日9:00~終了日未定 |
ドコモ光と楽天ひかりの比較まとめ
この記事ではドコモ光と楽天ひかりを様々な観点から比較して違いや共通点などを中心にご紹介してみましたがいかがだったでしょうか。
ドコモ光と楽天ひかりはサービス提供会社や月額料金(契約内容)、そしてプロバイダに違いがある事がご理解頂けたと思います。また、共通点としては光回線が同じNTT東日本・NTT西日本のものを利用して提供している光コラボという点でしたね。
結局、ドコモ光と楽天ひかりのどちらと契約した方がよいかと言うと、NTTドコモの携帯電話やスマホを契約している人は「ドコモ光セット割」という割引が適用できるドコモ光をおすすめします。
「トクハヤネット」監修者の長井です。
この記事では、ドコモ光と楽天ひかりを様々な観点から比較して違いをご紹介すると共に、既にどちらかを契約している人が乗り換える方法をご紹介したいと思います。