ドコモ光が遅い原因と改善方法!クレーム前に再起動と障害情報の確認する

ドコモ光の速度が遅いことでお悩みですね。

ドコモ光の速度が遅い場合には、ホームページの表示も遅くなりますし動画も途中でフリーズしたり動画自体が粗くなり見づらくなります。また、zoom等のWeb会議やビデオ会議ツールも満足いく利用が出来ません。

ドコモ光の速度が遅いと「ドコモにクレームをしたい!」と思う気持ちも解ります…。

速度が遅い場合の問い合わせ
ドコモ携帯から:151
ドコモ以外から:0120-800-000
受付時間:午前9時~午後8時
ドコモ光の速度が遅い場合には上記のドコモインフォメーションセンターの電話へ問い合わせをしますが、電話で案内される速度の改善方法はこの記事に記載されている方法を案内されるだけです…。

その為、ドコモ光が遅い場合にはこの記事に記載されている原因や改善方法を試してから電話等で問い合わせをお願いします。

この記事ではドコモ光の速度が遅いと感じる方に向けて、真っ先に行ってほしい再起動の方法や確認すべきこと、マンションタイプの速度が遅い根本的な理由、Wi-Fiの遅い速度を少しでも改善する方法、そして速度が改善されない場合に乗り換えたいオススメ回線をまとめて解説します。

目次

ドコモ光が遅い時にまず試して欲しい再起動の方法

ドコモ光のインターネットの速度が遅い現状が発生している場合に「NTT接続機器(ONUやホームゲートウェイ等)」や「無線LANルーター(Wi-Fiルーター)」を再起動すると速度が改善することがあります。

ドコモ光の速度が遅い時に再起動して欲しい機器と再起動の流れを詳しく解説します。

遅い時の再起動してほしい機器

ドコモ光の速度が遅い場合に再起動を試みたい機器は以下の2つです。

再起動する機器
  1. NTTのロゴが付いた接続機器
  2. Wi-Fiを利用する為の無線LANルーター
    設置している場合のみ

ドコモ光はNTT東日本/NTT西日本が提供する「フレッツ光」の光回線を利用してインターネットに接続するため、ドコモ光を契約している場合にはNTT接続機器(NTTのロゴが付いた機器)が設置されています。

ドコモ光が遅い場合にはNTT接続機器を再起動してみましょう!

NTT接続機器はONUやホームゲートウェイ、モデムなどと呼ばれることがあり、ドコモ光の契約内容によって設置されるNTT機器の機種に違いがあります。

また、ドコモ光の回線でWi-Fi接続する場合には別途「無線LANルーター(Wi-Fiルーター)」を設置します。

もし、ドコモ光が遅い場合でWi-Fiを利用する為に無線LANルーターも設置している場合には、NTT接続機器と合わせて「無線LANルーター」も再起動を試みてみましょう!

再起動の流れは以下で詳しく解説します。

ワンポイントアドバイス
基本的にNTT接続機器や無線LANルーターは1日中電源を入れっぱなしにしていますが、何日も電源を入れたままにしておくと機器の処理能力が低下して速度が遅い現状が発生する場合があります。

その為、ドコモ光が遅い場合には機器の再起動が鉄則中の鉄則となります。

NTT接続機器とルーターの再起動の流れ

ドコモ光が遅い時に試みたい「NTT接続機器」と「無線LANルーター」の再起動の流れは以下です。

無線LANルーターを設置していない場合は「NTT接続機器」のみを再起動してください。

NTT接続機器・無線LANルーターには電源ボタンがないため、コンセントを抜いて再度挿すことで再起動を行います。

ドコモ光の各種機種の再起動の流れは以下です。

再起動の流れ
  1. 無線LANルーターの電源プラグをコンセントから抜く
  2. NTT接続機器の電源プラグをコンセントから抜く
  3. 電源を切って約2分程度放置する
  4. NTT接続機器の電源プラグをコンセントへ挿す
  5. 無線LANルーターの電源プラグをコンセントへ挿す
  6. 電源を入れてランプが落ち着くまで約3分程度待つ

「無線LANルーター」➡「NTT接続機器」の順で電源プラグをコンセントから抜いて電源を切ります。

放電するまで約2分程度電源を切ったままで放置してください。

放置後、今度は「NTT接続機器」➡「無線LANルーター」の順で電源プラグをコンセントに挿して電源を入れてください。

電源を入れた後(再起動した後)はインターネットに再接続するため、機器のランプが落ち着くまで(約3~5分程度)待ってから速度が改善したかを確認してみましょう。
ワンポイントアドバイス
再起動後、インターネットに接続する端末(パソコンやスマホ等)も再起動を行ってからインターネットの速度が「遅いままか・改善したか」を確認してください。

パソコンやスマホ等を再起動すると接続していたWi-Fiが切れる場合がありますので、再起動後にはWi-Fi接続されているかを確認してください。(Wi-Fi接続が切れている場合は設置している無線LANルーターが発するWi-Fiを接続してください。)

ドコモ光が遅い場合は通信障害やメンテナンスの情報も確認する

ドコモ光の速度が遅い場合には関連する接続機器やパソコン・スマホ等の端末を再起動してみることが鉄則ですが、再起動しても遅い速度が改善されない場合には通信障害中・メンテナンス中の可能性もあります。

通信障害が発生したりメンテナンス中だったりすると速度が遅い現象が発生することがあります。

ドコモ光の速度が遅い状況が続く場合に確認すべき通信障害・メンテナンスの情報は2ヶ所です。

確認する障害等の情報
  1. 「回線」の障害やメンテナンスを確認する
  2. 「プロバイダ」の障害やメンテナンスを確認する
ドコモ光の速度が遅い状況が続く場合には「回線」と「プロバイダ」で障害が発生している・メンテナンス中の2つの可能性がありますので、「回線」と「プロバイダ」の状況を確認してみましょう。

確認①:回線の通信障害・メンテナンスの情報を確認する

ドコモ光の速度が遅い状況が続く場合には、まず「回線」の通信障害等の情報を確認してみます。

ドコモ光はNTT東日本・NTT西日本が提供する「フレッツ光ネクスト」「フレッツ光クロス」の光回線を利用して提供されていますので、回線の状況確認はNTT東日本・NTT西日本のWebサイトで確認します。

■NTT東日本エリアの都道府県
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県
■NTT西日本エリアの都道府県
富山県、石川県、福井県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

NTT東日本・NTT西日本のWebサイトで通信障害等を確認する方法は以下です。

NTT東日本に属する都道府県で契約するドコモ光の回線で通信障害等が発生しているかを確認する場合には、NTT東日本の「サービス 工事故障情報」ページへアクセスします。

「サービス 工事故障情報」ページへ

上記のリンク先へアクセスすると、以下のような画面になります。

  1. お客さま情報入力では【お客さま郵便番号】を選択して、ドコモ光を契約している住所の郵便番号を入力します。
  2. 工事/障害 選択では【故障情報】を選択します。
  3. サービス選択では【フレッツ光クロス】または【フレッツ光ネクスト】を選択します。
ドコモ光10ギガを契約中の場合は【フレッツ光クロス】、ドコモ光1ギガを契約中の場合は【フレッツ光ネクスト】を選択してください。

【フレッツ光クロス】または【フレッツ光ネクスト】を選択すると「確認したいサービスを選択してください。」と表示されますので【回線】を選択してください。

すべて入力・選択したら【一覧ページへ】ボタンを押します。

続いて、前の画面で入力した郵便番号に該当する住所(市区町村・番地など)が表示されますので、ドコモ光を契約する住所を選択して【次へ】ボタンを押してください。

表示された「◆故障情報」で通信障害が発生していないかを確認します。

通信障害等が発生していない場合には「該当する故障情報はありません。」と表示されます。

回線で通信障害等が発生していない場合にはプロバイダの通信障害等を確認してみましょう

NTT西日本に属する都道府県で契約するドコモ光の回線で通信障害等が発生しているかを確認する場合には、NTT西日本の「工事・故障情報」ページへアクセスします。

「工事・故障情報」ページへ

上記のリンク先へアクセスすると、以下のような画面になります。

  1. エリア選択では、ドコモ光を契約する都道府県を選択してから【市区町村検索】ボタンを押してドコモ光を契約する住所を選択してください。
  2. 工事/障害 選択では【フレッツ光の故障情報】を選択します。
  3. サービス選択では【フレッツ光クロス】または【フレッツ光ネクスト】を選択します。
ドコモ光10ギガを契約中の場合は【フレッツ光クロス】、ドコモ光1ギガを契約中の場合は【フレッツ光ネクスト】を選択してください。

上記の内容をすべて選択したら【表示する】ボタンを押します。

すると、前のページで選択したエリア(地域)で発生している障害、過去に発生して現在は回復した障害の情報を確認することが出来ます。

回線で通信障害等が発生していない場合にはプロバイダの通信障害等を確認してみましょう

確認②:プロバイダの通信障害・メンテナンスの情報を確認する

ドコモ光の速度が遅い場合にはNTT東日本・NTT西日本のWebサイトで「回線」の通信障害等を確認する以外にも、ドコモ光で利用している「プロバイダ」でも通信障害等が発生していないかを確認しましょう。

現在、ドコモ光で利用中のプロバイダを契約書類等でご確認の上、プロバイダ各社のWebサイトの「工事・故障情報」ページ等で通信障害が発生していないかをご確認ください。

必ずドコモ光で利用中のプロバイダのWebサイト等でご確認ください。

ドコモ光の主要な対応プロバイダと通信障害等の確認ページは以下です。

タイプA
  • ドコモnet
  • plala
  • GMOとくとくBB
  • @nifty
  • andline
  • SIS
  • BIGLOBE
  • ic-net
  • hi-ho
  • BB.excite
  • Tigers-net
  • エディオンネット
  • SYNAPSE
  • DTI
  • 楽天ブロードバンド
  • ネスク
  • TiKiTiKi
タイプB
  • OCN
  • @TCOM
  • TNC
  • @ちゃんぷる
  • WAKWAK
  • AsahiNet

 

ドコモ光のWi-Fiが遅い原因と4つの改善方法

ドコモ光を契約している方の多くは無線LANルーター(Wi-Fiルーター)を設置してWi-Fiでインターネットに接続していますが、Wi-Fiの速度が遅いと感じる場合の主な改善方法(原因)は以下です。

遅いWi-Fiの改善案
  1. 無線LANルーターの置き場所を変更してみる
  2. Wi-Fiの周波数帯を変更してみる
  3. 中継器を設置してみる
  4. 最新の無線LANルーターに変更してみる
以下で詳しく解説します。

改善案①:無線LANルーターの置き場所を変更してみる

ドコモ光で利用するWi-Fiの速度が遅い場合は「無線LANルーター」の置き場所を変更してみましょう!

無線LANルーターが発するWi-Fiの主な性質は以下です。

Wi-Fiの性質
  • Wi-Fiは電子レンジやBluetoothと電波干渉する
  • Wi-Fiは水を透過しにくい
電子レンジの電磁波はWi-Fiと同じ2.4GHz帯の周波数を使用するため、電子レンジを使用するとWi-Fiと電波干渉してしまうため速度が遅い現状が発生する場合があります。(最悪の場合はWi-Fiが繋がらくなる場合もある。)

また、Wi-Fiは水を透過しにくい性質があるため、水槽などの水回りに無線LANルーターを置くことはNGです。

改善案
Wi-Fiの電波を干渉してしまう「電子レンジ」や「コードレス電話」「Bluetooth機器」の付近やWi-Fiの電波を吸収してしまう水回り(水槽など)の付近に無線LANルーターを設置している場合には置き場所を変更してみましょう。
Wi-Fiルーターが使用する2.4GHz帯の周波数は、電子レンジやコードレス電話などの家電にも利用されているため、電波同士の干渉が起きてWi-Fiの電波が弱くなることがあります。
引用:BUFFALO
Wi-Fiに限らず、電波は水に吸収されやすいという特性があるため、水槽や花瓶など水が入ったものが近くにあると、電波が弱くなります。他にも、本や土壁など、水分を吸収しやすいものの近くでも同様の影響が出る可能性があるため、湿気を含むものの近くへの設置はできるだけ避けましょう。
引用:BUFFALO

改善案②:Wi-Fiの周波数帯を変更してみる

ドコモ光で無線LANルーターを設置してWi-Fi接続している場合でWi-Fiの速度が遅いと感じる場合には使用しているWi-Fiの周波数帯(チャンネル)を変更するだけで改善する可能性があります。

基本的にWi-Fiは「5GHz」と「2.4GHz」のいずれかの周波数帯を利用します。

各周波数帯には違う性質があります。

Wi-Fi
周波数帯
5GHz2.4GHz
速度2.4GHz帯より
速い
5GHz帯より
遅い
障害物
(壁や天井など)
弱い強い
Wi-Fiは2.4GHz帯より5GHz帯が速度が速いため5GHz帯のWi-Fiを利用する方が多いです。

しかし、5GHz帯のWi-Fiは壁などの障害物に弱いので、無線LANルーターを設置した部屋から移動すると速度が遅いと感じる場合があります。

上記イラストのように、1階のリビングに無線LANルーターを設置している場合、2階の部屋で5GHz帯のWi-Fiを使用すると壁などの障害物が影響して速度が遅い状況になる可能性があります。

改善案
ドコモ光のWi-Fiが遅いと感じる場合には、パソコンやスマホ等の端末と接続したWi-Fiの周波数帯を確認して5GHz帯で接続していた場合には2.4GHz帯のWi-Fiで接続し直してみてください。
ドコモ光を契約中の方で無線LANルーターを設置している場合には、無線LANルーターした部屋以外でWi-Fi接続する場合、5GHz帯でなく2.4GHz帯のWi-Fiを接続することで速度が改善する可能性があります。

改善案③:中継器を設置してみる

ドコモ光のWi-Fiが遅い場合には無線LANルーター以外に「中継器」を設置すると改善する可能性があります。

中継器を設置すると
Wi-Fiが弱くて速度が遅い場合に中継器を設置すると、無線LANルーターが発信するWi-Fiの利用範囲を拡大可能です。
Wi-Fiという電波は壁やドア、天井などの障害物を通り抜ける度に電波の感度が弱くなるため、Wi-Fiを発信する無線LANルーターを設置した部屋以外でWi-Fiを接続すると速度が遅い現状が発生します。
改善案
無線LANルーターを設置した部屋以外でWi-Fiが遅い場合には「中継器」の設置がおすすめです。

無線LANルーターを「設置した部屋」とWi-Fiが弱く速度が「遅い部屋」の中間に「中継器」を設置すると、中継器がWi-Fiを拡張して利用できる範囲を広げることが可能となります。

販売されている中継器のほとんどはコンセントにそのまま挿し込んで利用できるため、廊下や階段などにあるコンセントに挿すだけでWi-Fiの利用範囲を拡大することが出来ます。

改善案④:最新の無線LANルーターに変更してみる

ドコモ光のWi-Fiが遅い場合には、現在設置している無線LANルーター(Wi-Fiを発信する機器)を「Wi-Fi 6」や「Wi-Fi 5」に対応した最新のモデルに買い替えるだけでも速度の向上が期待できます。

一言で「Wi-Fi」と言ってもWi-Fiには様々な通信規格があります。

通信規格周波数帯最大通信速度
(理論値)
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4GHz帯9.6Gbps
5GHz帯9.6Gbps
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz帯6.9Gbps
IEEE802.11n
(Wi-Fi 4)
2.4GHz帯600Mbps
5GHz帯600Mbps
IEEE802.11g2.4GHz帯54Mbps
IEEE 802.11a5GHz帯54Mbps
IEEE 802.11b2.4GHz帯11Mbps

上記表をご確認いただくとお解りのように、Wi-Fiの通信規格によって利用可能な最大通信速度に違いがあります。

ドコモ光の回線でWi-Fiを利用する為に設置している無線LANルーターが対応したWi-Fiの通信規格を確認してみましょう!

「IEEE802.11n(WI-Fi 4)以前」の規格に対応している無線LANルーターだった場合は、「Wi-Fi 6」や「Wi-Fi 5」に対応した最新の無線LANルーターに買い替えて置き換えるだけで速度が改善する可能性があります。

ドコモ光で利用するプロバイダから無線LANルーターをレンタルしている場合もあります。

プロバイダから無料・有料問わず無線LANルーターをレンタルしている方は、最新モデルへの変更が可能かを利用するプロバイダへ直接お問い合わせください。

ドコモ光が遅い場合はプロバイダ変更も検討しよう!

ドコモ光の契約は基本的に「タイプA」と「タイプB」に分けられた対応プロバイダから1社を選択可能ですが、プロバイダの性能によって速度が「速い・遅い」に違いがあることはあまり知られていません。

以下では、ドコモ光の速度に関わるプロバイダの役割やプロバイダ各社の平均速度、プロバイダ変更について解説します。

プロバイダは速度に関わる重要な役割

ドコモ光の回線契約とセット契約が可能な対応プロバイダは以下です。

対応プロバイダ
OCNインターネット、GMOとくとくBB、@nifty、andline、SIS、BIGLOBE、ic-net、hi-ho、BB.excite、Tigers-net、エディオンネット、SYNAPSE、DTI、楽天ブロードバンド、ネスク、TiKiTiKi、@TCOM、TNC、ちゃんぷる、WAKWAK、AsahiNet

基本的にドコモ光を契約する際に上記の対応プロバイダから1社を選択します。

「どのプロバイダでも一緒でしょ?」と思われる方も多いと思いますがプロバイダは速度に関わります。

ドコモ光では「光回線」を利用してインターネットに接続しますが、自宅の光回線は一旦プロバイダへ接続されてプロバイダがインターネットに接続してくれています。

その為、ドコモ光の速度がいつも遅いと感じる場合にはインターネットに接続する役割をする「プロバイダ」が原因の可能性が十分に考えられるのです!

ワンポイントアドバイス
プロバイダを日本語にすると「インターネット接続業者」となります。
その名と通り、プロバイダはインターネットに接続する重要な役割をしていますので、ドコモ光のインターネットの速度にも関わってきます。

プロバイダ各社の平均速度を比較

ドコモ光の速度はプロバイダによっても変化します。

その為、ドコモ光で利用するプロバイダは速度が速いプロバイダを選ぶことも重要です。

2024年3月13日現在、主要の対応プロバイダを利用する方々が測定した平均速度は以下です。

プロバイダ下り速度上り速度
OCNインターネット299.1Mbps306.8Mbps
GMOとくとくBB280.79Mbps319.82Mbps
@nifty227.43Mbps290.65Mbps
andline304.48Mbps319.05Mbps
BIGLOBE230.3Mbps237.9Mbps
ic-net315.43Mbps785.64Mbps
hi-ho90.59Mbps231.36Mbps
BB.excite228.81Mbps251.18Mbps
タイガースネット191.38Mbps158.65Mbps
エディオンネット260.86Mbps210.63Mbps
SYNAPSE266.26Mbps194.08Mbps
楽天ブロードバンド189.89Mbps183.72Mbps
DTI217.37Mbps241.99Mbps
TikiTiki271.8Mbps266.76Mbps
ネスク210.68Mbps190.36Mbps
@T COM286.78Mbps305.69Mbps
ASAHIネット385.21Mbps428.31Mbps
TNC334.89Mbps357.37Mbps
ちゃんぷるネット14.89Mbps383.81Mbps
WAKWAK360.6Mbps285.69Mbps

参照:みんそく

例えば、GMOとくとくBBと@niftyの平均速度(実測)を比較してみると、ドコモ光の対応プロバイダ「@nifty」よりも「GMOとくとくBB」の平均速度の方が遅いことが解ります。

速度が遅い場合はプロバイダ変更も検討する

ドコモ光の速度がいつも遅いと感じる場合には速度が速いプロバイダへ変更することも検討してみましょう!

以下、ドコモ光1ギガを2年定期契約で契約した場合の月額料金です。

 タイプAタイプB
月額料金
  • マンションの場合
    月額4,400円
  • 戸建住宅の場合
    月額5,720円
  • マンションの場合
    月額4,620円
  • 戸建住宅の場合
    月額5,940円
プロバイダ
  • OCNインターネット
  • GMOとくとくBB
  • @nifty
  • アンドライン
  • SIS
  • BIGLOBE
  • ic-net
  • hi-ho
  • BB.excite
  • Tigers-net
  • エディオンネット
  • SYNAPSE
  • DTI
  • 楽天ブロードバンド
  • ネスク
  • TiKiTiKi
  • @TCOM
  • TNC
  • ちゃんぷる
  • WAKWAK
  • AsahiNet

参照:ドコモ光のプロバイダ

例えば、同じタイプAに属する「BIGLOBE」から「ドコモnet」へプロバイダ変更が可能です。また、タイプBに属する「OCN」からタイプAに属する「ドコモnet」へプロバイダ変更も可能です。

プロバイダ変更の手続き窓口と変更手数料は以下です。

プロバイダ変更
手続き窓口

受付時間:9時~20時

事務手数料
(変更手数料)
3,300円

参照:NTTドコモ|プロバイダ変更

上記に記載の電話番号へ受付時間内に電話をすると自動音声ガイダンスが流れ始めますので、自動音声ガイダンスが流れ始めたら(途中でも可能)、⑦-①-③の順番でプシュッするとプロバイダ変更の手続きが可能な窓口に繋がります。

ドコモ光で現在利用中のプロバイダから他社プロバイダへ変更する場合、現在のプロバイダが提供するサービス(メールアドレスやWi-Fiルーターレンタル等の各種オプション)は利用できなくなります。

ドコモ光のマンションタイプの場合は根本的に速度が遅い場合あり!

ドコモ光を集合住宅で契約している方の多くは「マンションタイプ」で契約していますが、「マンションタイプ」の場合は根本的に速度が遅いことを理解しておく必要があります。

マンションタイプの速度が根本的に遅い理由は以下です。

根本的に遅い理由
  1. マンションタイプは各部屋と回線を共有しているから遅い
  2. マンションタイプの配線(VDSL/LAN)はそもそも遅い
以下で詳しく解説します。

遅い理由①:マンションタイプは各部屋と回線を共有しているから遅い

ドコモ光の契約には、基本的に戸建住宅で契約する「ファミリータイプ」と集合住宅で契約する「マンションタイプ」の2つのタイプがあり、マンションタイプの場合は集合住宅の各部屋と回線を共有して利用しています。

マンションタイプのイメージは以下です。

ドコモ光の「マンションタイプ」に対応した集合住宅の場合、回線は一度共有部分などに設置された接続装置に繋がれて回線は各部屋へ分岐されています。(各部屋で回線を「共有」して利用している。)

その為、ドコモ光を「マンションタイプ」で契約している場合には、会社や学校から帰宅した「夜」の時間帯「日曜日や休日」など在宅していることが多い曜日にはインターネットを利用する方も増加しますので回線を共有するマンションタイプは速度が遅い現象が発生します。

ワンポイントアドバイス
ドコモ光はNTT東日本/NTT西日本が提供する「フレッツ光」の回線を利用する光コラボレーションと呼ばれるサービスです。同じ集合住宅にドコモ光の契約者がいなくても同じ回線を利用する光コレボレーションを契約するご家庭がある場合はインターネットの利用状況によっては速度が低下します。

主な光コレボレーションサービス:
ドコモ光、ソフトバンク光、ビッグローブ光、OCN光、So-net光、@nifty光、楽天ひかり、ぷらら光、エキサイト光、@TCOMヒカリ、U-next光、IIJmioひかり、AsahiNet光、DTI光、Marubeni光、GMO光アクセスなど

遅い理由①:マンションタイプの配線(VDSL/LAN)はそもそも遅い

ドコモ光の最大通信速度は1Gbps(1000Mbps)ですが、マンションタイプで契約した場合は建物内の配線方式によって速度が遅い場合があることを理解しておく必要があります。

マンションタイプの建物内の3つの配線方式と最大通信速度は以下です。

配線方式利用配線最大通信速度
光配線方式光ファイバー1Gbps
(1000Mbps)
LAN配線方式LANケーブル100Mbps
VDSL方式電話線100Mbps

建物内の配線が「光ファイバー」の場合は「光配線方式」と呼ばれます。

建物までの回線と建物内の回線が同じ「光ファイバー」なので、建物内の配線方式が「光配線方式」の場合は各部屋の最大通信速度は1Gbps(1000Mbps)となります。

一方、「LAN配線方式」と「VDSL方式」の場合は最大通信速度が違います!

建物内の配線が「LANケーブル」の場合は「LAN配線方式」と呼ばれます。

また、建物内の配線が「電話線」の場合は「VDSL方式」と呼ばれます。

「LAN配線方式」と「VDSL方式」の場合、建物までの回線は光回線(光ファイバー)なので建物までは最大通信速度は1Gbps(1000Mbps)ですが、建物内の配線が「LAN配線方式(LANケーブル)」・「VDSL方式(電話線)」の場合各部屋での最大通信速度は100Mbpsまで低下してしまいます。

要するに、ドコモ光をマンションタイプで契約している方で建物内の配線方式が「LAN配線方式」と「VDSL方式」だった場合は100Mbps以上の速度は絶対に出ない、という訳です。
ワンポイントアドバイス
ドコモ光の最大通信速度は1Gbps(1000Mbps)ですが「いつも速度が100Mbps以下で遅い!」という方は、マンションタイプで契約中で尚且つ建物内の配線方式が「LAN配線方式」もしくは「VDSL方式」の可能性が高いです。

ドコモ光の遅い速度が改善されない場合は乗り換えも検討する!

この記事ではドコモ光の速度が遅い場合の改善案などを紹介しました。

しかし、それでもドコモ光の速度が改善されない場合には「ドコモ光 10ギガ」へプラン変更するか、もしくは「他社へ乗り換える」ことも検討してみましょう。

ドコモ光1ギガが遅い場合は「ドコモ光10ギガ」へプラン変更

ドコモ光では「ドコモ光1ギガ」と「ドコモ光10ギガ」の2つのプランが用意されています。

多くの方々は「ドコモ光1ギガ」で契約されています。

「ドコモ光1ギガ」と「ドコモ光10ギガ」の主な違いは以下です。

 ドコモ光1ギガドコモ光10ギガ
最大速度1Gbps10Gbps
月額料金
  • 集合住宅
    (マンションタイプ)
    4,400円
  • 戸建住宅
    (ファミリータイプ)
    5,720円
6,380円10Gbps対応ルーター
レンタル料550円/月

※プロバイダを「タイプA」で2年定期契約した場合の月額料金
参照:ドコモ光1ギガドコモ光10ギガ

「ドコモ光1ギガ」の最大通信速度は1Gbps、「ドコモ光10ギガ」の最大通信速度は10Gbpsです。

「ドコモ光1ギガ」よりも「ドコモ光10ギガ」は月額料金は高いですが10倍速い最大通信速度となっていますので、「ドコモ光1ギガ」の速度が遅い場合には「ドコモ光10ギガ」へプラン変更も検討する価値があります。

ドコモ光10ギガへのプラン変更の申し込みは電話で受け付けています。

プラン変更
申し込み
受付時間9時~20時
スキップ番号7→1→5

「ドコモ光1ギガ」から「ドコモ光10ギガ」へプラン変更を申し込む場合には上記の電話番号へ電話をしてからオペレーターに「ドコモ光10ギガへプラン変更したい」と伝えてください。

自動音声ガイダンスが流れ始めたら、7-1-5の順番でプッシュすると手続き可能な窓口に繋がります。

ただし、「ドコモ光10ギガ」を契約可能なエリアや建物は非常に少ないのが現状です…。

「ドコモ光10ギガ」へプラン変更の申し込みを行っても、「ドコモ光10ギガ」が契約できないエリアや建物だった場合はプラン変更を行うことが出来ません。

プラン変更の可否は、プラン変更申込後にドコモ光サービスセンターから電話があります。

ワンポイントアドバイス
ドコモ光10ギガへプラン変更すると改めて10ギガ専用の回線工事が実施されます。回線工事費は契約者負担となっており、回線工事費は戸建の場合は19,800円・マンションの場合は16,500円です。

ドコモ光の速度が遅いなら電力系へ乗り換えもおすすめ!

ドコモ光の速度が遅い場合には、電力系インターネットへ乗り換えもおすすめです。

電力系インターネットとは
電力会社のグループ会社が提供しているインターネット接続サービスのことを「電力系インターネット」と言います。

電力系インターネットサービスと提供エリア(都道府県)は以下です。

サービス名
(主要株主)
提供エリア
(都道府県)
コミュファ光
(中部電力)
愛知、岐阜、三重、静岡、長野
eo光
(関西電力)
大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、
和歌山、福井の一部
メガ・エッグ
(中国電力)
広島、山口、岡山、島根、鳥取
ピカラ光
(四国電力)
香川、徳島、高知、愛媛
ビビック光
(九州電力)
福岡、佐賀、長崎、熊本、
大分、宮崎、鹿児島

各電力系インターネットが契約可能な提供エリアは、主要株主である電力会社管轄の都道府県となっていますので、上記の提供エリアにお住まいの方はドコモ光からの乗り換えも検討してみましょう。

電力系インターネットで利用する「光回線」は自社所有の光回線を利用しているため、他社サービス(光コラボレーション)と光回線を共有して利用するドコモ光よりも速度が速度が低下しにくい特徴があります。

2024年3月13日現在のドコモ光と各電力系インターネットの平均速度比較は以下です。

サービス名平均速度
ドコモ光269.12Mbps
コミュファ光645.92Mbps
eo光749.03Mbps
メガ・エッグ 光350.17Mbps
ピカラ光447.57Mbps
BBIQ光457.05Mbps

参照:みんそく

ワンポイントアドバイス
ドコモ光から電力系インターネットへ乗り換える場合にはドコモ光は通常通りの解約となりますので、ドコモ光の契約内容や解約時期によっては解約金の支払いが必要となります。また、電力系インターネットで利用する光回線を引き込む回線工事を実施する必要もあります。

まとめ

この記事ではドコモ光を契約中でインターネットの速度が遅いと感じる方を対象に、遅い時に試して欲しい再起動の方法や通信障害等の確認方法、遅い原因と改善案などをまとめて解説しました。

ドコモ光の速度が遅いと感じた場合には「再起動」を行うことが鉄則です。NTTのロゴが付いたNTT接続機器をはじめ、Wi-Fiを利用している場合には無線LANルーターも合わせて再起動してみましょう。

再起動しても遅い速度が改善されない場合は通信障害が発生している場合も考えられますので、NTT東西のWebサイトで回線の障害が発生していないか、プロバイダのWebサイトで接続設備に障害が発生していないかを確認します。

再起動しても速度が改善されず、通信障害も発生していない場合には無線LANルーター(Wi-Fiルーター)の問題も考えられますので以下の改善方法をお試しください。

  1. 無線LANルーターの置き場所を変更してみる
  2. Wi-Fiの周波数帯を変更してみる
  3. 中継器を設置してみる
  4. 最新の無線LANルーターに変更してみる

それでもドコモ光の速度が遅い場合にはドコモインフォメーションセンターの電話番号へ問い合わせしてみるか、チャット形式で改善案を提案してくれる「おたすけロボット」を利用してみましょう。

ドコモ光が遅い場合の問い合わせやクレーム先は?
ドコモ光の速度が遅い場合にはドコモインフォメーションセンターの電話番号へ問い合わせをお願いします。電話番号は、ドコモ携帯からは「151」、ドコモ以外からは「0120-800-000」です。※受付時間:午前9時~午後8時
ドコモ光が遅い場合の改善方法は?
ドコモ光のインターネットの速度が遅い場合、契約状況やインターネットに接続する環境によって改善方法は異なりますが、真っ先に試して欲しいことは「再起動」です。速度が遅い場合にはNTT接続機器(ONUやホームゲートウェイ、モデム等)や無線LANルーターなどの接続機器を再起動することが鉄則です。また、パソコンやスマホなどインターネットに接続する端末の再起動も行ってみましょう。
マンションでドコモ光が遅い原因は?
ドコモ光をマンションタイプで契約している場合はマンションの各戸(各部屋)と回線を共有して利用しているため、インターネットの利用者が増加する夜や休日には速度が遅い現象が発生することがあります。