KDDIが提供している光ファイバー回線を利用した高速のインターネット接続サービスのauひかりですが、マンションの利用ではauひかりが導入され対応しているマンションでなければ利用できません。
そこで今回はauひかりをマンションで利用する場合に押さえておきたいポイントを解説してみようと思います。
※以下、表示金額はすべて「税込」です。
目次
マンションがauひかり対応導入済みを調べる
マンションなどの集合住宅では各部屋ごとに電線から光ファイバーを引き込むのではなく、マンションの建物単位で引き込まれていることがほとんどです。

マンションプランでauひかりが利用できる建物には、auひかり専用の接続機器が設置されています。電柱から光ファイバーが建物へ引き込まれ接続機器に接続されています。この接続機器から各部屋へ線が結ばれてインターネットが利用できるようになっています。
その為、マンションでauひかりを利用しようと思っている人は、そのマンションに接続機器が設置されているのかを調べる必要があります。接続機器が設置されていればauひかりに対応し導入済みのマンションというわけです。
auひかり対応マンションエリア検索方法
あなたが現在住んでいるマンションがauひかりの接続機器が既に設置されておりauひかりに対応しているか、そしてエリアなのかを検索する方法をお教えします。とても簡単です。
まずか、以下のauひかりの公式ホームページへアクセスしてください。

アクセスすると郵便番号などを入力する画面になります。
現在お住まいでauひかりを利用するマンションの郵便番号を入力してください。
その後に「マンション/アパートなど」を選択し、「提供エリアの確認」ボタンを押してください。

すると、お住まいの番地等が表示されますのでクリックしてください。

すると、その地域でauひかりに対応して既に導入されているマンション名が表示されます。ここにあなたが住んでいるマンション名が表示されていればauひかりが利用出来るマンションというわけですね。
auひかりのマンション導入タイプで料金が違う
以上のようにauひかりが利用できるマンションなのかはインターネットから簡単にエリア検索できることはお解りいただけたと思います。
しかし、肝心の月額料金も調べる必要がありますね。
提供タイプ | 月額料金 (プロバイダ料込み) | |
---|---|---|
タイプV | 16契約以上 | 4,180円 |
8契約以上 | 4,510円 | |
タイプE | 16契約以上 | 3,740円 |
8契約以上 | 4,070円 | |
タイプF | 4,290円 | |
都市機構デラックス | 4,180円 |
auひかりはインターネット接続業者(プロバイダ)の代金も含まれていますので格安なのですが、auひかりのマンションの料金を見ると月額料金に違いがあることが解ります。
よく見るとauひかりのマンション月額料金は3,740円~4,510円の幅がありますよね。
何やら「タイプV」や「タイプE」などよく解らない文言があり違いがよく解りません・・・。
同じマンションにauひかりを利用する家庭が16契約以上ある場合と8契約以上ある場合で料金が違うのはお解りいただけると思います。
まずはタイプを簡単でも理解しておきましょう。
auひかりの料金にはタイプVとタイプE、タイプFがありますが、マンションに導入されている配線の違いによってそれぞれタイプが分かれています。
auひかりの「タイプV」VDSL方式の料金
お住まいのマンションがタイプVの場合はVDSLと呼ばれる方式で各部屋へ接続されています。

電柱からマンション内の接続機器へ光ファイバーが引き込まれていますが、各部屋へは「電話回線」を利用して接続される方式をVDSL方式と言います。この方式を利用したマンションであればauひかりのタイプVの月額料金になります。
提供タイプ | 月額料金 (プロバイダ料込み) | |
---|---|---|
タイプV | 16契約以上 | 4,180円 |
8契約以上 | 4,510円 |
以上から、auひかりが導入されているマンション内が電話回線を利用して各部屋へ接続されているタイプVの場合、16契約以上見込めれば4,180円、8契約以上見込めれば4,510円ということになります。
auひかりの「タイプE」イーサ方式の料金
次にタイプEについて説明します。上記のタイプVとは異なり、お住まいのマンションがタイプEの場合はイーサと呼ばれる方式で各部屋へ接続されています。

マンション内まではタイプV同様に電柱から接続機器へ光ファイバーが引き込まれています。しかし、各部屋へはマンション内に既に設置されている棟内LAN回線を利用して接続されます。接続機器から各部屋への接続をLAN回線を利用する接続方法をイーサ方式といい、この方式を導入しているマンションのauひかりの月額料金はタイプEになります。
提供タイプ | 月額料金 (プロバイダ料込み) | |
---|---|---|
タイプE | 16契約以上 | 3,740円 |
8契約以上 | 4,070円 |
以上から、auひかりが導入されているマンション内がLAN回線を利用して各部屋へ接続されているタイプEの場合、16契約以上見込めれば3,740円、8契約以上見込めれば4,070円ということになります。
マンション内は電話回線をタイプVよりもLAN回線を利用するタイプEの方がauひかりの月額料金は安いですね。
auひかりの「タイプF」光ファイバー方式の料金
最後にauひかりのタイプFについて説明します。タイプVはマンション内を電話回線を、タイプEはマンション内をLAN回線を利用して各部屋へ接続することはお解りいただけたと思います。
このタイプFの場合は光ファイバー回線を利用して各部屋へ接続されています。

電柱からマンション内になる接続機器へ引き込まれた光ファイバー回線は、各部屋へも光ファイバー回線を利用して接続される方法を光ファイバー方式と呼びます。マンション内も光ファイバーを利用しているので安定した速度が出ます。
提供タイプ | 月額料金 (プロバイダ料込み) |
---|---|
タイプF | 4,290円 |
マンション内も各部屋へは光ファイバー回線を利用した光ファイバー方式を導入しているマンションなら契約件数関係なくauひかりの月額料金は4,290円です。
auひかりの都市機構デラックスってタイプはなに?
最後に簡単に触れておきますが、auひかりのマンションタイプの月額料金には「都市機構デラックス」というタイプも存在しています。
これは「UR都市機構」が提供しているマンションに適応されるauひかりの月額料金ですので、UR以外のマンションに住んでいる人は関係ありません。
auひかりのマンションは速度が遅いという評判
auひかりを利用しようとauひかりの評判を検索してみると「マンションは夜間は遅い」という口コミを見かけることがあります。auひかりをマンションで利用すると本当に遅いのでしょうか?
夜にマンションでauひかりを利用すると遅い理由
基本的にauひかりに限らず、夜にインターネットをマンションで利用すると遅いという評判がありますがそれには理由があります。それは光ファイバー回線を共有しているためです。

電線からマンション内に引き込まれた光ファイバーは1つで、これをマンション内でauひかりを利用する各家庭で共有しています。
当然、昼間は仕事や学校などへ出かけて部屋でauひかりを利用する人は少ないので速度は安定しています。しかし、帰宅した夜になるとauひかりを利用する人が増えてどうしても速度が遅くなる場合があります。
auひかりをマンションで利用すると速度が遅いという評判は、共有して利用しているので仕方がないことなのです。しかし、速度が著しく遅い場合はまれだと思います。本当に利用が重なった場合のみだと考えてよいのではないでしょうか。
まとめ
お住まいのマンションでauひかりを利用したい場合は、マンションにauひかり専用の接続機器が導入設置され、auひかり対応のマンションであるかをエリア検索から調べることができます。
また、auひかりが導入されているマンションでも、接続機器から各部屋へ接続する方式、契約数によって月額料金が違うことも少しは頭に入れておいた方が良さそうです。