KDDIが提供するインターネット接続サービスのauひかりは光回線を利用するので工事が必要で工事費は契約者負担です。
しかし、マンションや一戸建てで工事費が違うし、初期費用相当額割引というキャンペーンで実質工事費無料になるとか、よく解らないところが多いですよね。
そこで今回はauひかりを利用するにあたり必ず必要な工事費に関する総合的な内容を解りやすくご紹介したいと思います。
目次
auひかりの工事費について
auひかりは光回線を利用するため、一戸建ての場合は電柱から光回線を引き込む工事、auひかりが導入されているマンションなら利用する部屋の宅内工事が必要です。
工事に関する工事費はKDDIが負担するのではなく契約者が負担しなければなりません。
高い!マンションとホームの新規工事費
では、実際に工事費はいくらなのでしょうか?
auひかりを利用する建物がマンションか一戸建て(ホーム)かにより工事費が以下のように異なっています。
タイプ | 戸建て (auひかりホーム) | マンション (auひかりマンション) |
---|---|---|
工事費 (初期費用) | 37,500円 | 30,000円 |
一戸建ての戸建てタイプ(auひかり ホーム)の場合は工事費が37,500円、集合住宅などの(auひかり マンション)の場合は工事費が30,000円が必要です。高いですね。
戸建てタイプ(auひかり ホーム)の方がマンションより工事費が高い理由は、電柱から家に直接光回線を引き込む屋外(宅外)工事が必要だからです。
土日祝日の工事は+3,000円!?
auひかりを利用するための光回線を引き込む工事ですが必ず立ち合いが必要です。その為、働いている人などは土日祝日に工事をして欲しいですよね。
しかし、上記でもご紹介したように戸建てタイプ(auひかり ホーム)の工事は直接電柱から光回線を自宅へ繋げる工事になるため、マンションの工事に比べると少々面倒な作業です。
その為、一戸建ての工事のみ土日祝日の場合は別途3,000円が請求されます。
タイプ | 戸建て (auひかりホーム) |
---|---|
工事費 (初期費用) | 37,500円 |
土日祝日の 工事の場合 | 別途3,000円 |
ちなみに、マンションの場合は土日祝日でも別途請求はされませんのでご安心を。
工事費の支払いは一括請求?分割請求?
auひかりの初期費用としての工事費が結構高い事がお解り頂けたと思います。しかし、気になる点がありますよね。それは支払い方法です。
この工事費の請求は一括なのでしょうか?それとも分割なのでしょうか?
支払いは「一括」か「分割」か選ぶ事が出来ます。
タイプ | 戸建て (auひかりホーム) | マンション (auひかりマンション) |
---|---|---|
一括の場合 | 37,500円 | 30,000円 |
分割の場合 | 625円×60回 | 1,250円×24回 |
分割を選択した場合はauひかりの月額料金に加えて、戸建てなら月額625円を60回で分割、マンションなら月額1,250円を24回で分割して支払いをします。
ちなみに、工事費を分割払いにした後でも残りを一括で支払う事も可能です。例えば、マンションの1,250円分割を12ヶ月まで支払った場合、残り12回(12ヶ月)分の1,250円×12=15,000円を一括で支払う事も可能です。
auひかりを解約で残債の工事費は相殺?
一戸建ての人が契約するauひかり ホームの料金プランには、2年契約の「ギガ得プラン」と3年契約の「ずっとギガ得プラン」があります。一方、集合住宅の人が契約するauひかり マンションには契約期間がありません。
では、auひかりを解約して分割で払っていた工事費は残債していた場合どうなるのでしょうか?
工事費の分割が残っている場合にauひかりを解約した場合は相殺されず、残債分を一括で支払わなくてはなりません。
auひかり ホームの途中解約の場合
プラン | ギガ得プラン | ずっとギガ得プラン |
---|---|---|
契約期間 | 2年契約 (自動更新) | 3年契約 (自動更新) |
分割 | 625円×60回 | 625円×60回 |
契約期間中の 解約の場合 | 解約金 9,500円 | 解約金 15,000円 |
工事費分割の 残債 | 一括請求 | 一括請求 |
例えば、auひかり ホームを2年契約のギガ得プランで契約したとします。そして、契約期間中の1年後(12ヶ月後)に解約した場合、分割60回-12ヶ月=48回×625年=30,000円を一括で支払う必要がある訳です。
auひかり マンションの途中解約の場合
マンションなど集合住宅の人が契約するauひかり マンションの料金プランには基本的に2年などの契約期間はありませんので、いつ解約しても解約金の支払いは必要ありません。
ただ、注意しなければならないのが分割している工事費(初期費用)です。
プラン | auひかりマンション |
---|---|
契約期間 | 基本的になし |
分割 | 1,250円×24回 |
工事費分割の 残債 | 一括請求 |
工事費は24回(24ヵ月)月1,250円を分割して支払います。
例えば、分割支払中の12ヶ月目でauひかりを解約した場合、工事費の残債は相殺されません。分割24回-12ヶ月=「12回」の工事費の支払いが残っていますので、1,250円×12回=15,000円を一括で支払う必要がある訳です。
auひかりの工事費キャンペーンで実質無料?割引?
上記でご紹介してきたように、auひかりを開通する際に必要な工事費は非常に高いと感じた人も多い事だと思います。
そこで、今からご紹介するのがauひかりが公式で実施している「初期費用相当額割引」というキャンペーンです。

この「初期費用相当額割引」というキャンペーンは初期費用で必要な工事費などが実質無料となるキャンペーンです。
工事費が実質無料となる「初期費用相当額割引」
それでは初期費用としての工事費が実質無料になる「初期費用相当額割引」というキャンペーンを詳しくご紹介していきましょう。まずは以下の表をご確認ください。
プラン | auひかり ホーム | auひかり マンション |
---|---|---|
初期費用 (工事費) | 37,500円 | 30,000円 |
分割 | 毎月625円×60回 (合計37,500円) | 毎月1,250円×24回 (合計30,000円) |
初期費用 相当額割引 | 毎月625円割引 (60ヶ月間) 625×60=37,500円割引で 実質工事費無料 | 毎月1,250円割引 (24ヶ月間) 1,250×24=30,000円割引で 実質工事費無料 |
一戸建てのauひかりホームの場合は工事費が37,500円で毎月625円を60回分割で支払いますが、「初期費用相当額割引」を適用すると毎月625円が60ヶ月間割引されますので工事費が実質無料になります。
集合住宅のauひかりマンションの場合は工事費が30,000円で毎月1,250円を24回分割で支払いますが、「初期費用相当額割引」を適用すると毎月1,250円が24ヶ月間割引されますので工事費が実質無料になります。
初期費用相当額割引の注意点と条件
「毎月割引されて実質工事費が無料になるからいいね!」と思った人もたくさんいると思いますが、実は見落としがちな注意点と条件があります。
注意点と条件①
「auひかり ホームは電話契約が必須」
auひかり マンションの場合は「ネット」契約のみで「初期費用相当額割引」を適用できますが、auひかりホームの場合は「ネット」に加えて「電話(ひかり電話)」の契約が必須なのです。

auひかりの光電話は月額500円の有料オプションです。この光電話も契約すると「初期費用相当額割引」が適用できるのです。もっと詳しく書けば、光電話の月額500円の支払いは必要ですが、60ヶ月間は光電話の月額料金から毎月500円割引とインターネットの月額料金から125円割引、合計625円が割引され工事費が実質無料になるという計算です。

注意点と条件②
「auスマートバリューと併用不可」
auスマホユーザーが自宅の固定インターネット回線もauひかりを利用するとセット割となる「auスマートバリュー」があります。auスマートバリューを適用すると家族のauスマホ代まで毎月割引になります。
が、そんな「auスマートバリュー」と「初期費用相当額割引」の併用が出来ません。
「初期費用相当額割引」説明するページには以下のように小さい文章が記載されています。

auスマホが割引になるからと後から「auスマートバリュー」を適用してしまうと、工事費実質無料となる「初期費用相当額割引」が終了してしまう事態になるのです。

引っ越しや転居に伴うauひかりの工事費
auひかりを契約後の利用中に引っ越しや転居すなければならなくなった場合の分割工事費や引っ越し先の工事費も気になりますよね。そこで少し調べてみました。
分割支払い中の引っ越し
初期費用としての工事費を分割で支払う場合、もう1度再確認します。
タイプ | 戸建て (auひかりホーム) | マンション (auひかりマンション) |
---|---|---|
分割の場合 | 625円×60回 | 1,250円×24回 |
以上のようにauひかりホームの場合は625円を60回、auひかりマンションの場合は1,250円を24回で分割支払いします。
では、工事費分割の支払いが残っている段階で引越しする場合はどうなるのでしょうか?
引っ越し先でもauひかりを契約継続する場合は特別対応がとられます。
残っている分割支払い分を一括で支払います。そして、引っ越し先で支払う月額料金から一括で支払った分が減額されます。

初期費用相当額割引を適用中の引っ越し
上記でもご紹介しましたが、工事費が実質無料となる「初期費用相当割引」というキャンペーンを適用中に引越ししなければならなくなった場合はどうなるのでしょうか?
プラン | auひかり ホーム | auひかり マンション |
---|---|---|
分割 | 毎月625円×60回 (合計37,500円) | 毎月1,250円×24回 (合計30,000円) |
初期費用 相当額割引 | 毎月625円割引 (60ヶ月間) 625×60=37,500円割引で 実質工事費無料 | 毎月1,250円割引 (24ヶ月間) 1,250×24=30,000円割引で 実質工事費無料 |
上記表が「初期費用相当割引」を適用した場合の割引です。
「初期費用相当割引」を適用すると工事費の分割額の分が割引されて工事費が実質無料になる事はご理解頂けていると思います。
この「初期費用相当割引」を適用してauひかりマンションを契約中の引っ越しの場合ですが、12ヶ月目に引越しする場合、残り分割は12回残っていますので、1,250円×12回=15,000円を一括で支払います。
引っ越し先でもauひかりマンションを継続して契約する場合は、auひかりマンションの月額料金3,800円から減額(値引き)されるので、15,000円÷3,800円=約4ヶ月分が無料で引っ越し先でauひかりが使えます。
そして、引っ越し先でも「初期費用相当割引」を再度適用できるので引っ越し先の工事費も実質無料です。

引っ越し先から初期費用相当額割引を適用出来る
例えば、「初期費用相当割引」を適用せずに工事費を分割している人が引っ越す場合は、分割が残っている分は一括払いします。しかし、引っ越しにはお金もかかるし、引っ越し先の工事費を実質無料にしたいですよね。
そんな場合は引っ越し先でもauひかりを継続契約する場合なら、引っ越し先からでも「初期費用相当割引」を適用する事ができますよ。
auひかりへ乗り換えで撤去工事費等をキャッシュバック
今現在、NTTフレッツ光やドコモ光、ソフトバンク光、モバイルデータ通信端末などKDDIグループ以外からauひかりへ乗り換えを検討している人に朗報です。

auひかりへ乗り換える際に、現在契約中の他社サービスを解約しなければなりませんが、解約に伴う解約金や工事費分割の残債を最大30,000円まで負担しキャッシュバックしてくれるキャンペーンをKDDIが実施しています。
他社の光回線インターネットサービスも工事費を分割払いしている人が結構しますが、auひかりに乗り換えるとKDDIがその工事費分割の残債分まで負担してくれるんです。
キャッシュバック額と条件
契約中のサービスを解約する際に必要な解約金や工事費残債を最大30,000円までキャッシュバックしてくれる「auひかり スタートサポート」ですが条件がしっかりとあります。
これも見落としがちなので注意しておいてください。
プラン | auひかり ホーム | auひかり マンション |
---|---|---|
キャッシュ バック額 | 最大 30,000円まで | 最大 30,000円まで |
対象 プロバイダ | @nifty @T COM au one net BIGLOBE So-net | @nifty @T COM ASAHIネット au one net BIGLOBE DTI So-net |
条件 | auひかりホーム ずっとギガ得プランネット +電話 +電話オプションパックEX | auひかり マンションネット +電話 +電話オプションパック |
継続の約束 | 36ヶ月以上 | 24ヶ月以上 |
上記のようにauひかりで利用するプロバイダが対象プロバイダでなければいけません。
さらに、auひかりホームの場合インターネットの月額料金に加えて、「電話(月額500円)」と「電話オプションパックEX(月額690円)」も契約しなければならず、この契約を36ヶ月以上続けることが条件です。
auひかりマンションの場合インターネットの月額料金に加えて、「電話(月額500円)」と「電話オプションパック(月額500円)」も契約しなければならず、この契約を24ヶ月以上続けることが条件です。

面倒な工事費はauひかりの代理店キャンペーンで解決する
上記で散々、auひかりの工事費の分割について書いてきましたが条件なり割引なり超解りづらくて面倒だと思いませんか?
解りづらくて面倒と思った人は、
auひかり正規代理店キャンペーンサイトですべて解決します!

KDDIから受賞される程の正規代理店である株式会社NEXTのキャンペーンサイトからauひかりを新規で申し込むと最大で52,000円もキャッシュバックしてくれます!
ネット+電話 同時契約で | 52,000円 キャッシュバック |
---|---|
ネットのみ 契約で | 45,000円 キャッシュバック |
キャッシュバック 時期 | 最短1ヶ月後 |
auひかりが開通してから最短で1ヶ月後にNEXT社からキャッシュバックしてくれます。
プラン | auひかり ホーム | auひかり マンション |
---|---|---|
初期費用 (工事費) | 37,500円 | 30,000円 |
ネットのみ 契約で | 43,000円 キャッシュバック | 43,000円 キャッシュバック |
初期費用 (工事費) が | 実質無料 | 実質無料 |
auひかりの工事費で色々考えるのが面倒!
という人はNNコミュニケーションズ社のキャンペーンサイトから申し込んでキャッシュバックしてもらいましょう!そして、そのキャッシュバック分を一括払いの工事費に使えば実質無料です!
その他のauひかりの工事費の疑問
では最後に、上記でご紹介してきたauひかりの工事費に関する以外の事を簡単にまとめてみました。
auひかりを再契約・再利用の工事費は必要?
一度、auひかりを利用していたものを解約して、また利用を始めたい場合の再契約・再利用の場合は工事費の支払いが必要なのでしょうか?
答えは新規契約通り工事費の支払いが必要です。
再契約だからといってauひかりの工事費を減額してくれるようなキャンペーンなどは一切行っていませんので、新規契約扱いと考えてください。
プロバイダ変更には工事費が必要?
auひかりに対応しているプロバイダは以下の7社です。
- @nifty
- @TCOM
- ASAHIネット
- au one net
- BIGLOBE
- DTI
- So-net
auひかりを契約する際には上記7社から利用するプロバイダを1つ選択します。
ここで勘違いをしている人がいるのですが、契約後にプロバイダだけを変更する事が一切できません。
例えば、auひかりを契約する際にプロバイダを「au one net」を選択して利用してきて途中で「BIGLOBE」へ変更したいと思っても出来ないのです。
その為、auひかりのプロバイダ変更に伴う工事費など考えること自体が論外です。
so-netやbiglobe、価格コムでの工事費
auひかりは上記でご紹介した正規代理店キャンペーンサイトやauショップ、プロバイダのso-net、biglobeなどでも申し込む事が可能です。
以外にso-net、biglobeなどからauひかりを申し込むと工事費が違うのではと考えている人がいるようですがまったく同じです。
タイプ | 戸建て (auひかりホーム) | マンション (auひかりマンション) |
---|---|---|
一括の場合 | 37,500円 | 30,000円 |
分割の場合 | 625円×60回 | 1,250円×24回 |
auひかりはどこで申し込んでも工事費は一緒です!
まとめ
今回はauひかりの工事費について総合的にご紹介してみましたがいかがだったでしょうか?工事費は高いですが支払いは一括でも分割でも出来る事が解りました。auひかりホームだけ土日の工事費が+3,000円されますね。工事費が実質無料となる「初期費用相当額割引」というキャンペーンも行っていますがauスマートバリューと併用出来ないですし、有料オプションや条件があり解りづらいですよね。そんな人はauひかり正規代理店のキャンペーンサイトから高額キャッシュバックしてもらってそれを工事費に充てれば解りやすくてお得だと思いませんか?