ahamo光の固定電話オプションサービスについてお調べですね。
ひかり電話とは、ahamo光でインターネットに接続するために利用される「光回線(光ファイバー)」を利用して通話が可能となる固定電話のオプションサービスです。
ahamo光はドコモ光の格安プランという位置付けの光回線サービスのため、ドコモ光で提供されている固定電話オプションサービスである「ドコモ光電話」もahamo光でも加入可能です。
※以下、記載金額はすべて税込みです。
目次
ahamo光の固定電話(ひかり電話)のオプションサービス
光回線を利用したインターネット接続サービスの多くは「ひかり電話」と呼ばれる固定電話のオプションサービスにも加入可能ですが、ahamo光でもひかり電話に加入することが可能です。
以下では、ひかり電話とはどんなサービスなのか、そしてahamo光で加入できる固定電話のオプションサービスであるドコモ光電話について解説します。
ひかり電話とはどんなサービス
ひかり電話は、インターネット接続で利用する「光回線」で通話が可能となる固定電話サービスです。
従来の固定電話(NTT一般加入電話)はアナログの電話回線(メタル回線)が利用されていますが、光回線サービスのオプションサービスである「ひかり電話」は光回線(光ファイバー)が利用されています。
料金については後ほど詳しく解説します。
ahamo光ではドコモ光電話に加入できる
ahamo光では「ahamo光電話」のようなサービスは提供されていません。
しかし、ahamo光は「ドコモ光の格安プラン」という位置付けで登場したサービスのため、ahamo光でも固定電話オプションサービスである「ドコモ光電話」に加入可能です。
引用:ドコモ光電話(ドコモ公式)
ドコモでは「ドコモ光」と「ahamo光」の光回線を利用した2つのインターネット接続サービスを提供しており、各サービス共にドコモ光電話に加入することが出来ます。
ahamo光のひかり電話のメリット
ahamo光で加入可能なひかり電話(ドコモ光電話)には様々なメリットがあります。
※ひかり電話の主なメリットは以下です。
- 従来の固定電話よりも月額基本料が安い
- 従来の固定電話よりも通話料が安い
- 電話番号や電話機はそのまま利用できる
従来の固定電話よりも月額基本料が安い
従来の固定電話(NTT一般加入電話)とahamo光で加入可能なひかり電話(ドコモ光電話)は通話をしなくても月額基本料の支払いが毎月発生します。
しかし、ひかり電話の方が圧倒的に月額基本料が安いです。
サービス名 | 月額基本料 |
---|---|
ひかり電話 (ドコモ光電話) | 550円 |
NTT加入電話 | 1,760円(※1) |
料金参照:ドコモ光電話、NTT東日本
※1:プッシュ回線用(住宅用)1級取扱所の場合
ahamo光で加入可能なひかり電話サービス「ドコモ光電話」の月額基本料は550円・NTT加入電話の月額基本料は1,760円なので、ひかり電話の方が毎月1,210円安い計算です。(24ヶ月で29,040円も安い計算です!)
従来の固定電話よりも通話料が安い
従来の固定電話(NTT一般加入電話)よりもahamo光のひかり電話(ドコモ光電話)の方が通話料が安いです。
ひかり電話 (ドコモ光電話) | NTT加入電話 | |
---|---|---|
国内 固定電話宛 (3分) | 全国一律 8.8円 |
|
国際電話 (1分) | 米国宛:9円 (免税) | 米国宛:60円 (免税) |
携帯電話宛 | 17.6円 | 17.6円 |
料金参照:ドコモ光電話
NTT加入電話で日本国内の固定電話宛て、又は国際電話へ通話するよりもひかり電話の方が圧倒的に通話料が安いです。
電話番号や電話機はそのまま利用できる
ahamo光で加入可能なひかり電話である「ドコモ光電話」は、基本的に現在ご利用中の固定電話の電話番号と電話機はそのまま継続して利用することが可能です。
現在利用している「電話番号」「電話機」共に継続利用が可能なので、特にNTT一般加入電話を利用している方はahamo光を契約する際に月額基本料や通話料が安くなるひかり電話(ドコモ光電話)への乗り換えをおすすめします。
ahamo光のひかり電話のデメリット(注意点)
上記で解説したように、ahamo光で加入可能なひかり電話(ドコモ光電話)には様々なメリットがありますがデメリットもあるのでよく理解しておく必要があります。
※ひかり電話の主なデメリットは以下です。
- 電話番号が引き継げない場合がある
- ひかり電話の工事が必要となる
- ひかり電話のみ契約はできない
- 停電の時に通話ができなくなる
- ひかり電話では発信できない電話番号がある
電話番号が引き継げない場合がある
現在ご利用中の固定電話の電話番号は基本的にahamo光のひかり電話(ドコモ光電話)でも継続利用が可能ではありますが、電話番号を発番した方法によっては継続利用が不可となる場合があります。
発番先 | 電話番号 引継可否 |
---|---|
NTT一般電話 | 可能 |
光コラボ | 可能 |
auひかり電話 | 不可 |
NURO光でんわ | 不可 |
電力系回線 | 不可 |
NTT一般加入電話や光コラボで発番した(取得した)電話番号は、ahamo光のひかり電話でも継続可能です。
ドコモ光、ソフトバンク光、ビッグローブ光、OCN光、So-net光、@nifty光、楽天ひかり、ぷらら光、エキサイト光、@TCOMヒカリ、U-next光、IIJmioひかり、AsahiNet光、DTI光、Marubeni光、GMOとくとくBB光(GMO光アクセス)、など
しかし、auひかり電話やNURO光電話、そして電力系回線の光電話で発番した電話番号は、ahamo光のひかり電話では継続不可となります。(※電話番号が変わってしまう。)
eo光、コミュファ光、ピカラ光、メガ・エッグ、ビビック光
ひかり電話の工事が必要となる
ahamo光で利用できるひかり電話(ドコモ光電話)に加入すると、ひかり電話の回線を利用できるように回線工事を実施する必要があります。
※インターネット回線工事以外にもひかり電話の回線工事が必要です。
ひかり電話でも回線工事が必要となるため、ahamo光でもひかり電話を利用予定の方はインターネット回線の工事と一緒にひかり電話の回線工事を実施した方が工事が1度で完了します。
ひかり電話のみ契約はできない
ahamo光で利用可能なひかり電話である「ドコモ光電話」は、ドコモ光・ahamo光のインターネットを契約している方が加入可能なオプションサービスです。
そのため、ひかり電話だけの契約はできません。
停電の時に通話ができなくなる
ひかり電話は専用ルーターに電話機を接続して利用します。
そのため、専用ルーターの電源がオフとなる停電の際などにはひかり電話が利用できなくなります。
ひかり電話では発信できない電話番号がある
ahamo光のひかり電話で発信できない電話番号があるので注意が必要です。
※ひかり電話で発信できない主な電話番号は以下です。
電話番号 | 主な名称 |
---|---|
0170 | 伝言ダイヤル |
0180 | テレゴング、 データドーム |
0910 | 公専接続 |
114 | お話し中調べ |
136 | ナンバーアナウンス、 ナンバーお知らせ136 |
141 | でんわばん、 二重番号サービス |
145 146 | キャッチホンII |
151 152 | メンバーズネット |
159 | 空いたらお知らせ159 |
161 162 | ファクシミリ通信網 |
165 | メール送受信 |
00XY | 電話通信事業者の指定発信 (0036や0033など) |
ahamo光のひかり電話の月額料金と通話料
ahamo光のインターネット契約に付加可能な固定電話オプションサービスであるドコモ光電話は毎月月額基本料の支払いが発生しますし、通話した場合には通話料の支払いも発生します。
ひかり電話の月額基本料
ahamo光で加入可能なひかり電話(ドコモ光電話)の月額基本料は以下です。
ドコモ光電話 | ドコモ光電話 バリュー | |
---|---|---|
基本料 | 月額550円 | 月額1,650円 |
付加サービス (オプション) | - |
|
無料通話 | - | 528円分の無料通話付 ※繰り越し可能 |
ドコモ光電話の月額基本料は550円です。
また、「6つの電話オプション」と「528円の無料通話分」が付いた「ドコモ光電話バリュー」の月額基本料は1,650円です。
ひかり電話の通話料
ahamo光で加入可能なひかり電話(ドコモ光電話)の通話料は以下です。
通話相手 | 通話料 |
---|---|
固定電話宛 | 8.8円/3分 |
携帯電話宛 | 17.6円/60秒 |
050IP電話宛 | 11.55円~ 11.88円/3分 |
PHS宛 |
|
国際通話宛 |
|
ドコモ光電話は日本国内の固定電話宛ての通話は全国一律8.8円/3分と激安です。
また、アメリア本土への通話も60秒9円(免税)で国際通話も一般加入電話よりも安く利用出来ます。
ahamo光のひかり電話の工事費
ahamo光のインターネット契約の固定電話オプションサービスであるドコモ光電話に加入した場合は、加入後にひかり電話の回線工事が実施されて工事費の支払いは契約者が負担します。
※ahamo光とひかり電話を同時に申し込んだ方が工事費が安くなります。
ahamo光とひかり電話を同時に申し込んだ場合
ahamo光とひかり電話(ドコモ光電話)を同時に申し込んだ場合の工事費は以下です。
MNP(ナンバーポータビリティ)のあり・なしでひかり電話の工事費に違いがあります。
※MNPとは現在ご利用中の同じ固定電話の電話番号を継続利用できる方法のことです。
MNP | あり | なし | ||
---|---|---|---|---|
工事費 | 3,300円 | 1,100円 |
参照:NTTドコモ「初期費用」
「MNPあり」のひかり電話の工事費は3,300円です。
また、「MNPなし」のひかり電話の工事費は1,100円です。
ひかり電話を後から申し込んだ場合
ahamo光を既に契約中で後からひかり電話(ドコモ光電話)に加入した場合の工事費は以下です。
MNP | あり | なし | ||
---|---|---|---|---|
派遣工事 | あり | なし | あり | なし |
工事費 | 9,900円 | 4,400円 | 7,700円 | 2,200円 |
参照:NTTドコモ「初期費用」
「MNPあり」で工事業者が訪問する「派遣工事あり」の場合ひかり電話の工事費は9,900円・工事業者が訪問しない「派遣工事なし」の場合ひかり電話の工事費は4,400円です。
また、「MNPなし」で工事業者が訪問する「派遣工事あり」の場合ひかり電話の工事費は7,700円・工事業者が訪問しない「派遣工事なし」の場合ひかり電話の工事費は2,200円です。
※工事業者の訪問の有無はahamo光を契約している建物の配線状況によって決まります。
ahamo光のひかり電話対応ルーター
ahamo光の固定電話オプションサービスであるドコモ光電話に加入すると「ひかり電話対応ルーター」が設置されます。
そこで以下では、ひかり電話対応ルーターとは何なのか、ひかり電話対応ルーターのレンタル料はいくらなのかを解説します。
ひかり電話の対応ルーターとは
ahamo光のインターネット契約を行うと「ONU」や「VDSLモデム」のいずれかのNTT接続機器が設置されます。
ahamo光で加入可能な「ドコモ光電話」に加入するとひかり電話対応ルーターが設置されます。
契約状況によってはONUやひかり電話対応ルーターが一体型である「ホームゲートウェイ」が1台のみ設置される場合もあります。
ひかり電話対応ルーターのレンタル料
ahamo光で加入可能な「ドコモ光電話」に加入すると設置されるひかり電話対応ルーターは無料レンタルされます。
エリア | 月額使用料 (レンタル料) |
---|---|
NTT東日本 |
|
NTT西日本 |
|
ahamo光でドコモ光電話にも加入するとWi-Fiが利用可能な無線LANルーターが内蔵されたひかり電話対応ルーターが無料でレンタルされます。
しかし、ひかり電話対応ルーターに内蔵されている無線LANルーター機能を利用してWi-Fiを利用する場合には月額使用料(NTT東日本エリアの場合は月額330円・NTT西日本エリアの場合は月額110円)の支払いが必要となります。
まとめ
この記事ではahamo光のインターネット契約者が加入可能な固定電話(ひかり電話)のオプションサービスであるドコモ光電話とはどんなサービスなのか、メリットとデメリット、月額基本料と通話料、契約後に実施する回線工事の工事費、そしてひかり電話対応ルーターについてまとめて解説しました。
ahamo光にはひかり電話サービスのahamo光電話は提供されていませんが、ドコモ光の固定電話オプションサービスでもあるドコモ光電話に加入することが可能です。
ドコモ光電話はahamo光でインターネットに接続する「光回線」を利用して通話が可能となる固定電話サービスで、NTT一般加入電話よりも月額基本料や通話料が安いメリットがあります。(※ひかり電話にはメリットがありますがデメリットもありますので理解しておきましょう。)